2020.12.23
# がん

増加中の大腸がん予防に効くスーパーフードを、がん専門医が発見

甘酒に小さじ1杯のある物を入れるだけ
南雲 吉則 プロフィール

腸内環境を整える3つの条件

それでは、腸内の細菌叢(さいきんそう。腸内で一定のバランスを保ちながら共存している多種多様な細菌の集まり)をどのように整えていくべきかを説明しましょう。

最近「腸内フローラ」という言葉をよく耳にすると思います。腸の中には善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割と、さまざまな菌が繁殖していて、まるで花畑のように見えることから「フローラ(花畑)」にたとえているのです。このうち日和見菌は善玉菌が優位なときは善玉として働きますが、悪玉菌が優位になるとそれに加勢します。

 

では、きれいな花畑を作るには何が必要でしょうか? よい畑を作るには「土を耕す」「肥料を与える」「種をまく」の3つの条件が必要です。これは腸内フローラも同じです。

1土を耕す:善玉菌が育ちやすい腸内環境を作ること
2肥料を与える:善玉菌の栄養になる食物を摂ること
3種をまく:善玉菌を摂ること

まず1の「土を耕す」から説明します。腸内の土壌となるのは食物繊維です。食物繊維はデンプンやグリコーゲンのようにいくつもの糖が連なっている「炭水化物」で、炭水化物とは、「糖質+食物繊維」です。そのうち糖質は容易に消化吸収されて栄養になりますが、食物繊維は消化吸収されません。つまり栄養にならない炭水化物のことを食物繊維と呼ぶのです。

食物繊維には不溶性と水溶性の2つがあります。そして食物繊維は植物からしか摂ることができません。葉物野菜のほとんどは食物繊維です。消化吸収できないのにどうして野菜を食べろといわれるのかというと、善玉菌の棲み家となりエサとなるからです。

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