「コロナ時代の今こそ投資のチャンス」と考える投資家は多いようです。
インターネット調査会社「ゼネラルリサーチ」の「withコロナ時代のお金の使い道に関する調査」によると、今後5年間は投資のチャンスと考える人が半数以上の61.9%を占め、チャンスだと考えている投資は「国内株式投資」が71.1%と、他を圧倒していました。
では、一体どんな業界のどんな企業が狙い目なのでしょうか?
今回は「コロナ禍に売れた意外なヒット商品やサービス」から、狙い目の企業を教えましょう。
コロナ禍で、国民はほぼ全員がマスク着用になりました。化粧品メーカーは、大きな影響を受けたはずです。「マスクで見えない」「マスクに色がつくのがイヤ」と諸所の理由で、口紅の需要がだいぶ落ちてしまったようです。
反対にぐっと伸びたのは、カラーコンタクト。いわゆる“カラコン”。「目は口ほどにものを言う」と、目元のおしゃれに注力しているのでしょう。
一方で、夏場のマスクは、つらいものがありました。蒸れて、お肌が荒れた人が続出。
そんな最中、新日本製薬が基礎化粧品で好業績でした。特に「一つで六役(乳液、パック、化粧下地など)果たすオールインワンスキンケア」と話題のパーフェクトワンが、累計5500万個販売と絶好調。この「パーフェクトワンブランド」を特化して打ち出すことで、圧倒的な存在感を出しています。
一方で、口紅も含めあらゆるジャンルの化粧品を手がける世界的化粧品メーカーのエスティローダーは、2000人規模の人員カットのニュースが。手軽に需要を満たせる、小回りが利く企業が有利な環境となってしまいました。