嵐が打ち立ててきた金字塔
国民的アイドル・嵐の活動休止がいよいよ近づいてきた。21年という長きに渡ってトップアイドルに君臨してきた大野智(40)、櫻井翔(38)、相葉雅紀(37)、二宮和也(37)、松本潤(37)の5人。
2019年にリリースしたベストアルバムは、この年、世界でもっとも売れたアルバムとしてギネス世界記録に認定。コンサートをおこなえば、そのチケットは日本一入手困難と言われ、史上最大規模の観客数を動員。コンサート模様を全国の映画館でライブビューイングで流すと19万人を動員し、こちらも史上最大規模と大きな話題となった。
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また日本の国民的歌番組であるNHK紅白歌合戦には、今年の年末を含め12年連続出場。トリを務めたのは4回。司会は何と、グループ、ソロを含め9回も務めており、広く老若男女から支持を得続けてきた。
他にも数えきれないほどの金字塔を打ち立ててきた嵐。誰の目から見ても、歴史に残るアイドルグループであることは間違いないだろう。しかし、あらためて5人のメンバーたちに目を向けてみると、本当にそんなすごいことをやってのけてきたのだろうかと首をかしげたくなるものがあるのだ。
なぜなら彼らはスーパースターというにはあまりにも飄々としていて、「テッペン取ってやるぜ」といったようなギラギラ感はほとんど感じられないからだ。
なぜ、決して野心的とは思えないこの5人が、歴代のそうそうたるグループをも追い抜き、伝説を築いたのか。どうしてもその理由が知りたくて、多数の嵐ファンたちに、嵐とは自分にとってどんな存在だったのか、あの絶大な人気に理由は一体何だったのか、聞いていった。