【スナック千代子へいらっしゃい #12 アイツの誘いを断れない

子育ての切なさを2児のママで「スナック千代子」のママ、ピスタ千代子がつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、千代子さんが日中に家事がなかなか進まない理由について。困るけど、幸せなようです(漫画は次ページに掲載)。

親は我が子にずっと片思い

夫婦の晩酌が盛り上がると開店するスナック千代子。肴は我が子の話ばかりです。自分だけが知っている我が子の可愛いエピソードを自慢し合う、というのは夫婦間だからこそ成立するエンタテインメント。

他人に聞かせれば眉をひそめられそうな親バカ満開なのろけ話を好きなだけ垂れ流すことができ、聞いている方も嬉しいという誰も損をしないシステムなので、結果、スナック千代子は毎日のように開店しています。

夫婦で我が子の話をしていると、なんだか私たちは子どもに片思いしているみたいだなと感じます。ずっと一緒にはいられないことはわかっている。だけど今だけはそのことを考えまいとしながら、やれあの子が笑いかけてくれただの、自分のこんな話に笑ってくれただのと囁き合うのです。まさに放課後の恋愛トークですよ。したことないけど。

夫婦それぞれの話には微妙な違いがあって、わりかし「愛され話」が多めな夫に対し、私のエピソードは少々残念な恋愛話っぽく聞こえます。このへんのスタンスはもう持って生まれたキャラなんですかね。

忙しいのに(洗濯中)、早くこっちにこいよって言われて(一緒にブンバボンを踊ろうと誘われる)、ちょっとこれ以上はタスクをため込みたくないんだけど、次はいつ誘ってくれるかわからないから、少々無理してでも行ってしまう。そしてもういいよって帰された後、深夜にひとりで洗濯とか皿洗いとかするんですよ……。

でも、こんなに全力で慕ってくれる時期なんてそうそう長くない。そう思うと、やっぱり全てを投げ出してでもブンバボンを踊りに行っちゃうのよね。ブンバボンってもう古いですかね。