交通遺児大学生の4人に1人が「退学を考えた」

大学生=4人に1人が『退学を考えた』。2人に1人が『アルバイト収入が減った』」(あしなが育英会調査)

最近、コロナ禍における親の失業やバイトの減少による大学生の困窮、また、それによって学業の継続が困難になっているというニュースをよく耳にする。2020年11月30日に発表されたあしなが育英会による過去最大規模の遺児家庭に対する調査(2020年10月23日~11月5日・回答総数6241人)には、もともと脆弱な立場に置かれていた人たちの窮状が映し出されていた。

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高校3年なので今年の8月までは大学進学のための勉強をがんばったけど、どう考えても奨学金給付を利用してもやはり家計の負担が大きいし、かといって借金はもっと不安なので、たくさん悩みましたが、大学進学は9月に諦める決断をしました(神奈川県・高校3年生)」

本当に大学に行けるかわからない。行けても最後まで行けるかどうかわからない。確実に、アルバイトをしないとやっていけない状況にあるが、アルバイトをやっていると、私は看護志望なので、講義についていける自信がない。自分が大学に行くと、妹や弟たちが行きたいと思える高校・大学に進めるかが不安(大阪府・高校1年生)」

アルバイトがないので食費を削っている。土日は寮でご飯もでないため友人から貰ったカンパンで空腹をごまかしている(東京都・大学3年生) 」

事態は深刻だ。多くの若者が、経済的困難によって進学に不安を抱いたり、それだけでなく満足に食事もできず健康まで脅かされている。

その一方、この新型コロナ感染拡大によって、むしろ「大学に行く人が増えている」国がある。それが、今私の住んでいるスウェーデンだ。