この年末年始は「旅行しない」「帰省しない」「外食しない」など、“ないない”尽くしで、例年よりおこもりムードになりそう。では、おうち時間は何をして過ごす? 特に決まっていない人は、韓国エンタメにどっぷり浸ってみるのはいかがでしょうか。

『愛の不時着』『梨泰院クラス』の大ヒットにより、ブームが続く韓国ドラマに加え、韓国映画のおすすめ作品を韓国歴10年以上の韓国ツウ、スタイリストの池田めぐみさんがピックアップ! 今回は、韓国映画の神髄であり、池田さんが特に好きなジャンルでもあるサスペンス、ミステリー(ロマンスもコメディ要素も一切ナシ!)のなかから、脚本も演出もしっかり練りこまれ、ハラハラドキドキ……結末が読めなくて目が離せない作品をご紹介します。

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こんな展開を誰が予測するだろう…
大どんでん返しがスゴすぎる!

映画『記憶の夜』

ジンソクを演じるカン・ハヌル。

2017年に製作されたサスペンス映画『記憶の夜』。ドラマ『椿の花咲く頃』や、映画『ミッドナイト・ランナー』での熱演も話題となったカン・ハヌル主演ということで見たのですが、これが本当によくできた作品で面白かった! 

Netflixのあらすじには「誘拐された兄が、19日間の記憶を失ったまま帰宅。だが、大好きだった自慢の兄の何かがおかしい…。兄の身に何が起こったのか?ジンソクは真実を探リ始める」とあるのですが、「こんな展開は予想できないよー!」と見終わった後に思わずツッコみたくなるストーリー展開。物語は二転三転していくため、要素がてんこ盛りではあるのですが、誰もが予想しなかった思わぬ展開へと突き進みます(この展開を予測できた人がいたらスゴすぎる!)。

もう少し具体的にあらすじを説明すると、受験生のジンソク(カン・ハヌル)は、父母兄とともに新居に引っ越します。ある日の夜、突然ジンソクの目の前で兄のユソク(キム・ムヨル)が何者かに車で連れ去られてしまい……警察に捜索を依頼しますが、見つからないまま時が経ち、19日後にユソクが帰宅。帰ってきた兄の様子がなんだか変だと疑惑を抱くジンソクは、毎晩どこかへ出かけていく兄の後を追い、疑惑を裏づける決定的シーンを目撃。そこから、幸せな家族に隠された驚愕の事実と向き合うことになるのです。

引っ越しのシーンから物語は始まるのですが、この冒頭シーンからすでにトリックというか伏線がいろいろとあり(これは見終わった後に気づくのですが)、その伏線は話が進むにつれて回収されていきます。どんどん謎が解けていくドキドキ感と気持ちよさがあるのですが、物語の結末はただただ悲しいもので……ぶっちゃけ言いますと、誰も救われない結末を迎えます(泣)。ぜひ最後まで見届けてくださいね。

兄のユソクを演じるキム・ムヨル(奥)。

キャストについてはカン・ハヌルのことしか説明していませんでしたが、兄役のキム・ムヨルも演技力に定評のある俳優で、最近の出演作にマ・ドンソクとW主演を務めた映画『悪人伝』(2019年)があります。

カン・ハヌルと対峙するラストシーンでは、実力派の俳優2人がまるで演技対決をしているような感じで、さすがだなぁと見入ってしまい感服。衝撃的な展開を描いた脚本も俳優の演技もとにかく巧みすぎて、韓国映画のクオリティの高さを改めて感じた作品です。

Netflix映画『記憶の夜』独占配信中

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