ファッション、アート、ビューティー、エシカルなど、さまざまな分野で活躍するクリエイターが大集結する日本最大級の合同展示会「rooms」。10月に開催された第41回は、新型コロナウィルスの影響を受け、オンライン配信も行う「リアルとオンラインの融合型」という新形態を実現。東京から世界へ向けたクリエイティブの場として、新たな時代の到来を感じさせた。

クリエイティブを発信するプラットフォーム

アッシュ・ペー・フランスが主宰する「rooms」が始動したのは、2000年のこと。以来20年にわたり、ファッションから飲食まで、あらゆるジャンルからのべ1万組以上のクリエイターが参加。日本最大級の合同展示会として、国内外のすばらしい活動の数々を発信し続けてきた。

「クリエイターと社会をつなぐ」ことが「rooms」の目的だ。今回の会場となった「新宿住友ビル三角広場」には、300をこえるクリエイター陣が集結。3日間にわたる開催では、1、2日目はビジネス関係者、3日目は誰でも入場でき、インビテーションがない場合は、チケットの購入が必要となるが、全国にあるアッシュ・ペー・フランス系列店で買い物をした人には、rooms特別招待券を配布している。

各エリアに出展するブースでは、ブランドの生産背景やプロダクトのこだわりなど、クリエイターから直接話を聞くことができるだけでなく、気に入ったものがあれば購入することも可能だ。

世界的ファッションデザイナー TOMO KOIZUMUの最新コレクション Photo by アッシュ・ペー・フランス

会場の入り口を鮮やかに彩るのは、世界で活躍するファッションデザイナー TOMO KOIZUMUによる、2021年春夏を含む4シーズンのアーカイブピースをミックスした展示。色づかい、シルエット、素材……華やかかつ圧倒的なクリエイションで、来場者の足を止めた。また、TOMO KOIZUMIとroomsのコラボレーション企画として、インキュベーションプロジェクトを発足。今までにない新たな観点を追求する若手デザイナーの展示を行うなど、新進気鋭なクリエイターの発掘にも力を入れている。

アパレル、アクセサリー、雑貨からアート、カフェ、給水スポットまで、魅力的な店がぎゅっとつまった会場は、まるでひとつの“まち”のよう Photo by アッシュ・ペー・フランス

地球を守るためにみんなで“ちょっと”ずつ貢献しようという想いから始まった社会貢献プロジェクトでは、次世代サステナブルブランドを協賛、支援する「ORGABITS CAFÉ」エリアを新設。ミャンマーのハンドメイド商品を展開する「Emotionally Market」、生産者に配慮したものづくりを追求する「TSUNAGU PRODUCT」をはじめ、地球にやさしい取り組みを実現する5つのブランドを展示。そのほかにも、今年9月に新宿ルミネ2に期間限定でオープンした、エシカル製品ばかりを扱う「エシカルコンビニ」や、「海ごみゼロアワード」環境大臣賞を受賞した無料給水アプリ「mymizu」と協力した給水スポットを設置するなど、サステナブルな取り組みを行う企業、ブランドも多数参加した。

ルミネ新宿2 のポップアップで大盛況を呼んだエシカルコンビニ。マイボトルやシリコンバック、竹歯ブラシやソイミートなど、暮らしに欠かせないエシカルな生活用品が勢ぞろい Photo by アッシュ・ペー・フランス