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「帰省前に自費でPCR検査」が危険であるといえる、これだけの理由

絶対感染していないとは言えない

高まる帰省へのリスク

日本各地で新型コロナウイルス感染症が増加している中、年末年始は感染リスクを避けるために帰省しないという判断をされる方も多いようです。帰省前2週間の会食への参加自粛や、帰省や初詣の時期をずらすこと、オンライン帰省等を勧める自治体もあります。このような状況で、帰省するか悩んでいる方の中には、帰る前に新型コロナウイルスの検査を受けて「安心」を得たい、と考える方もいるのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの感染拡大以降、「PCR検査」「抗体検査」「抗原検査」など、様々な検査の種類があること等が一般的にも知られるようになりました。その中でも最も精度が高いといわれる「PCR検査」ですが、そもそも「PCR検査」とは何かご存知でしょうか?

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それではまず、新型コロナウイルスとはどういったものなのか、時系列を追いながら見てみましょう。新型コロナウイルスやその病気に関しての表記には、COVID-19やSARS-CoV-2というものがあります。病原体であるウイルスそのものを表す時にはSARS-CoV-2表記が使用されます。一方、それが引き起こす病気に対してはCOVID-19という表記が使われます。人への感染症を引き起こすコロナウイルスは、SARS-CoV-2の出現の前にはこれまでに6種類が知られていました。

その中で、2002年に中華人民共和国広東省に端を発したSARS(重症急性呼吸器症候群)の原因ウイルスであるSARS-CoVおよび2012年に中東で始まったMERS(中東呼吸器症候群)の原因ウイルスMERS-CoV以外は、感染しても通常の風邪などの症状にとどまるとされていました。

しかし、2019年12月に中華人民共和国の湖北省武漢市で原因不明の肺炎患者が発生していることが報告され、WHOは2020年1月5日に中国当局が新種のコロナウイルスを発見したことを報告しました。この新規のコロナウイルスの正式名称は2020年2月11日に国際ウイルス分類委員会によりSARS-CoV-2と命名されました。そしてSARS-CoV-2を原因ウイルスとした肺炎である新型コロナウイルス感染症/肺炎の正式名称はCOVID-19(coronavirus disease 2019)と定められました。このSARS-CoV-2を原因ウイルスとする肺炎であるCOVID-19は、初発であった中国から他国にも広がっていき、中国以外ではタイで報告されて以降急速に世界中へ広まり2020年3月11日にはWHOはパンデミックを宣言したのです。

 

日本においては、1例目の症例が2020年1月16日付の厚生労働省発表として確認されました。2020年2月1日にはSARS-CoV-2を原因ウイルスとする肺炎であるCOVID-19は指定感染症及び検疫感染症に指定され、3月13日には「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正法が成立してCOVID-19に適用されることとなりました。現在も政府主導での感染拡大防止の対策が進んでいます。

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