Image by iStock

「安心安全」を求める主婦が「洗脳に弱くなってしまう」ワケ…実体験から考えた

「エホバの証人」元信者の考察

「洗脳の入り口」に立つ専業主婦たち

これまでの一連の記事では、母親を筆頭に親族全体がエホバの証人という教団に洗脳されてきた経緯を書いた。

洗脳とは何もカルト教団とかそんな大きな話に限ったことではない。我々の生活のいたるところにも「プチ洗脳」がたくさん紛れ込んでいる。そして特に頭の良い素直な人、理想の高い人ほど洗脳の罠にはまりやすい。

ここで連載シリーズの一番最初の記事に書いた、明石家サンマさんの『ホンマでっかTV』に私が出演した時の話に戻る。この時に一番反響のあった私の二つの発言がある。

 

それが「オーガニック野菜と玄米をいいはじめたら宗教の始まり」と「愛と幸せについて語り始めたら危険」だ。今回はこれをテーマに話を進める。

私はこれまで実体験から洗脳というキーワードには他の人より敏感だ。

私の母親が入信した宗教団体「ものみの塔」の洗脳下に25年間あり、自力で自分自身と親族の宗教洗脳を解いてきた経緯がある。だから、何かいわれた時に宗教の匂いを嗅ぎ分けるのが早くなった。緩い洗脳現象は宗教に限らず、日常のありとあらゆるところにある。

私は、自閉症の息子のために、川崎市で発達障害を対象とした福祉事業に参入している。多くの生徒保護者と面談するのだが、その大半が専業主婦だ。

これまでの私のキャリア人生において、専業主婦の方たちとの会話というのはあまりなかった。だから専業主婦のお母さんたちが普段話している内容は、私にとって衝撃でもあったし、いろいろな発見でもあった。

そして数多くのお母さんたちと話していて、一つとても重要なことに気づいた。多くの専業主婦は、日常において洗脳の扉の入口に立っているのだ。