今年5月木村花さんが亡くなり、7カ月経った。SNS上で誹謗中傷を繰り返していた男性が侮辱容疑で書類送検された。

ネット上で繰り返される誹謗中傷や嫌がらせ。コロナ禍になり、ネットコミュニケーションズが増え、その問題が注目されている。

-AD-

体型における差別や自己否定意識に対して、わかやすい言葉で、しかもポジティブに配信し続けるプラスサイズモデルの吉野なおさん(モデル名:Nao)も日々SNSを情報ツールとして使用している。今まで、バズった書き込みも多く、Twitterにアップしたダイエット広告をパロディは、トータルで30万近くもの「いいね」がついたという。

30万近くものいいねがついたなおさん制作のダイエット広告のパロディ。

しかし、バズった分、心無いコメントや嫌がらせを受けることもあるという。ネット上の誹謗中傷は、受け側も送る側にも誰もなりうるからこそ、改めて吉野なおさんとこの問題について考えてみたいと思う。

バズったことで誹謗中傷も増えてしまう

スマホが普及し、SNSを通してインターネット上で見知らぬ人とコミュニケーションをとることも当たり前の時代になった。

SNSといえば、私もTwitterInstagramをよく利用している。仕事として自分がモデルをしている雑誌やファッションブランドについての宣伝ができるのはもちろん、興味のある人やトピックをフォローするのは面白いし、フォロワーの方たちとやりとりしながら新たなアイデアを思いついたり、コラムに書く話題を考えたりもする。10年以上前にmixiで知り合った友達とも未だに親交があるほどで、SNSは使い方によってはポジティブに活かせるツールだということを知っている人も多いと思う。

プラスサイズモデルで、SNS上でも活動をしている吉野なおさん。写真/吉野なお

それでも今年、女性芸能人の訃報を機にインターネット上の誹謗中傷問題が話題になった時は、他人事ではない話だと感じていた。

こうして世間に顔を出して表現活動をしている私自身、ネットで悪意あるコメントをもらった経験は何度もある。たとえばSNSの投稿がバズると、沢山の人に目に触れるのに比例して心ないコメントや的外れなコメント、攻撃的なコメントも増えていくのも実感する

誤解釈が広まるのは心外だけれど、見ず知らずの人の意見をすベて訂正していくのもキリがないので、あるときからフォロワー外からのコメント通知を切るようになり、悪意のあるコメントに気付いた時は基本的にブロックしたり無視している。ときどき気まぐれに返信することもあるけれど、同じ土俵に立って相手と直接言い争いになるようなコメントのやりとりは避けている。