提供:サントリー

現在、地球環境の汚染は深刻な社会問題となっています。大手飲料メーカーのサントリーは、地球のための新たな目標を設定。すべてのペットボトルで化石由来原料を新規に使わない取り組みを進めています。

サントリーが考える循環型の社会とは。

技術の発達によって私たちの暮らしの利便性は年々よくなっているが、それに反比例して地球環境は悪化している。特に、プラスチックによる海洋汚染は深刻化する一方。海にプラスチックが流れ込んでしまうと自然に還ることがないため、生態系に影響を与えてしまう。この環境問題は世界的に重大な課題になっており、日本政府も海洋汚染を防ぐため、レジ袋の有料化など具体的な政策を進めている。私たちも毎日の生活を送る上で、決して無視できない問題となっているのだ。

ペットボトルもプラスチックからできているが、軽量で使いやすいので現代社会には必要不可欠なものとして生活に溶け込んでいる。その利便性はそのままに、環境の負担にならない仕組みをつくるためのペットボトルのリサイクルには、これまでも多くの企業が取り組んできた。

使用済みのペットボトルから繊維をつくり、その繊維から洋服へリサイクルしたり、卵のパックなど食品容器にリサイクルしたりする。ペットボトルを別のものに生まれ変わらせる技術は多くの現場で採用されているが、そうするとまたペットボトルに戻ることはなく、リサイクルの循環はそこで途切れてしまうことに。

限られた資源をより有効に使うことができないかと、飲料メーカーのサントリーは長年この課題に向き合ってきた。例えば「天然水」製品は、ペットボトルの軽量化にいち早く取り組み、550ml(2009年までは500ml)の容器重量を90年代と比べると、1/2以下にすることに成功した。軽量化することでプラスチックの使用量が減り、CO2の排出量の削減にもつながっている。

潰しやすくなるため、リサイクルに出す時もコンパクトにできる。ボトルに巻くラベルも、薄肉化に取り組み、現在では国内で最薄に。地球環境のための技術革新に日々取り組んでいる。さらに画期的なのは、ボトルtoボトルという技術を国内飲料業界ではじめて開発したことだ。

未来を見据えて一歩ずつ、
2030年までに達成する目標。

ボトルtoボトルとは、使用済みのペットボトルが、もう一度ペットボトルとして生まれ変わるリサイクルシステム。その工程は、工場で使用済みペットボトルを細かく粉砕、洗浄して汚れや異物を取り除く。さらに熱や真空を利用して完全に除染。粒状になった清潔なペットボトル樹脂を素材として、再度ペットボトルができるという仕組みだ。

2011年に国内ではじめて採用され、現在も活用されている。ペットボトルを資源として活用し循環させることが可能になれば、ゴミとしての流出がなくなる。サントリーは、この仕組みを実現することが理想とする循環型社会につながると考えた。そこで新たに立てた目標は、2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルの素材を、リサイクル素材と植物由来素材に100%切り換えること。化石由来原料の新規使用はゼロとなり、地球資源を守ることにつながる。

この循環型社会は、企業努力だけで実現できるものではない。さまざまな関係業者との協力はもちろん、消費者の心がけがあってはじめて達成される。ボトルtoボトルでつくられるペットボトルが、再生する前のものと同品質で生まれ変わるためには、リサイクルする過程で異物を完全に取り除かなければならない。だからこそ、消費者ができるだけ汚れを除去し、分別をした上でペットボトルを捨てることが重要になる。

地球環境の汚染が進む現実に直面し、もう無関心ではいられないという人も多いだろう。限りある資源を大切にし、環境を守っていくために消費者ができることは、地球上で起こっている現実と自分たちにできることを知ることだ。その上で、なぜリサイクルが必要なのかを理解し、正しい分別を実行したい。小さな努力に思えるが、実は地球にとっては大きな貢献。今、この瞬間からできる一歩を踏み出してみたら、きっと未来は変えることができるはずだ。

ペットボトルの
正しいリサイクル方法をおさらい

1 キャップを外す

キャップはペットボトルとは素材が異なるので、ペットボトルとは分けて捨てる。キャップを外すことで、収集業者が運ぶときの負荷軽減にもつながる。キャップの下のリングは、無理に外さなくても問題ない。

2 ラベルを剥がす

ボトルの周りに貼ってあるラベルも、異なる素材を使っていたり、着色や印刷がされていたりするため別々に捨てる。ペットボトル、ラベルのリサイクル識別マークを確認し、各自治体のごみ出しの方法に準拠して捨てよう。

3 水ですすぐ

収集されたペットボトルは工場で洗浄される。しかし、汚れが残っているとその分洗浄に時間やコストがかかってしまうだけでなく、リサイクル対象外になることも。綺麗にすすいで捨てるようにしよう。

4 平らにつぶす

かさばらないように平らにつぶし、ボトルの体積を減らすことで、収集業者の負担の軽減にもつながる。平らにつぶせば、ペットボトル内の確認もしやすくなる。底を折り返すつぶし方がベスト。

5 収集BOXにいれる

居住地の自治体のルールに従って、分別することが重要。他のゴミと分別した上で、ペットボトル回収の日に、指定の場所にペットボトルを出す。少し手間をかけるだけで、地球の環境に貢献することができる。

正しくリサイクルをして循環型社会の実現に貢献しよう!


【お問い合わせ】
サントリーお客様センター

提供:サントリー

●情報は、FRaU2021年1月号発売時点のものです。
Illustration:Masahiro Tsubakihara Text & Edit:Saki Miyahara