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「かぜ薬」は3割減!いまドラッグストアで「バカ売れしてるもの」「売れてないもの」

長引くコロナ禍の中で、これまで以上に身近になった感のあるドラッグストア。春先はマスクやハンドソープが店頭から姿を消した光景も記憶に新しいところだ。

その春先から半年以上が経過し、私たちの行動様式も大きく変わった今、ドラッグストアでは何が売れているのか? そして何が売れていないのか?

POSシステムを活用したビッグデータマーケティング事業を行う「株式会社True Data」が全国のドラッグストアの購買データを分析したところ、ウィズ・コロナ時代のリアルな消費動向がみえてきた。

取材・文/堀尾大悟

最も売れなかったのは「かぜ薬」

True Data社は、全国のドラッグストアの10月の購買データを分析し、購買額の伸び率(対前年同月比)でランキングしている。なお、ランキング化にあたり、一定規模の売上があるカテゴリーを対象にしているため「1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計」し、「生鮮・惣菜カテゴリなどを除外」した。

まずは、伸び率のワースト10、つまり「最も売れなかった」カテゴリーに目を向けてみよう(データ取得日は2020年11月17日)。


拡大画像表示データ出典: True Data

最も売れなかったのは「かぜ薬」(金額前年比70.4%:以下同じ)だ。

春先から続くマスクや手洗い、アルコール消毒の習慣化が、こんなところにも影響を及ぼしていた。かぜの減少は喜ばしいことだが、それにしても3割減とは大きな落ち込みだ。

その他、「リップクリーム」(83.7%)、「パック」(84.3%)、「ファンデーション」(84.7%)などは、在宅勤務の普及や外出を控える行動様式をストレートに反映した結果といえる。

 

意外なのは、「スポーツドリンク」(80.4%)、「果汁飲料」(81.3%)など飲料カテゴリーが4つランクインしていること。スポーツドリンクは、スポーツクラブの需要低迷やスポーツイベントの中止も影響していそうだ。また、飲料全般に関しては、スーパーでのペットボトルケースの買いだめやEコマースへのシフトなど、消費行動の変化も背景にあるかもしれない。