藤井猛九段登場!『証言 羽生世代』刊行記念 トークイベント開催!

羽生世代の“これまで”と“これから”

藤井猛九段登場!

現代新書『証言 羽生世代』の刊行を記念して、著者・大川慎太郎さんと藤井猛九段によるトークイベント「羽生世代の“これまで”と“これから”」(主催:ジュンク堂書店池袋本店)をオンラインで開催します。

■ 日時:2021年1月24日(日)19時30分~21時
■ オンラインイベント参加券:1500円
■ 書籍つきオンラインイベント参加券:2500円(書籍送料込)
■ 詳細・お申込み:丸善ジュンク堂書店さんのサイトをご確認ください。

主催者からのメッセージ

中崎悠人(ジュンク堂書店池袋本店)

将棋界には奇跡がある。羽生善治を中心とした羽生世代の棋士たちの存在だ。

羽生と同じ1970年に生まれた棋士の誰もが、将棋の強さはもちろん、将棋の個性、キャラクターの魅力、人気どれもトップレベルで、ひとりひとり棋士として一時代を将棋界に築いた。そんな羽生世代は、平成を通して将棋界の中心だった。常にお互いが切磋琢磨しトップにあり続けた世代として、空前絶後の存在だろう。

本書『証言 羽生世代』は、羽生世代から突き上げを受けた少し上の世代の棋士、羽生世代の中心にいた棋士、羽生世代に学んで棋士になった世代の棋士、それぞれのインタビューから羽生世代の強さの秘密を探っている。

著者の大川氏は将棋の観戦記を書く観戦記者。前作『不屈の棋士』では将棋AIと棋士たちが苦悩しつつも向き合っている姿を描き、2017年の新書大賞のベストテンにランクインした。

最近では「Number」1010号の将棋特集号で、藤井聡太に棋聖戦でタイトル奪取を許した渡辺明にその日、東京に帰る新幹線でインタビューを行い、藤井の強さを最も近くで味わった渡辺の想いに肉薄している。なかなか本音で語ることはしない棋士が胸襟を開く記者の一人だ。

本書を読むと羽生世代の棋士一人ひとりの魅力をこれでもかと味わう事ができる。

例えば日本将棋連盟会長の佐藤康光九段。独特で誰にも真似のできない将棋を指すことで知られる佐藤は、正解のない問題をとことん自分の頭で考えて突き詰めて局面を読むという。そんな、人間の限界に挑んできたことの誇りが、今の佐藤の将棋を唯一無二のものにしている。また郷田真隆九段はその将棋の通り、語り口や言葉の選び方も直線的で、浪漫の香りがする。

今回のイベントのゲストである藤井猛九段も羽生世代のひとり。将棋の序盤戦術を初手から一手一手見直して、革命を起こした。「藤井システム」「藤井矢倉」「角交換四間飛車」は、藤井が羽生世代のほかのライバルに勝つために、ゴールから逆算して練りに練って作った“必殺技”だ。

藤井の将棋からは「他の棋士の真似はしない」というオリジナリティへの確固としたプライドを感じる。私もそんな藤井の将棋、キャラクターに魅了された一人だ。7年ぶりの羽生との叡王戦予選、後手番藤井システム採用とヒリヒリする終盤戦には、心が沸き立った。そんな藤井九段を自店に招いて羽生世代のお話を聞けるというのは書店員として、将棋ファンとしてまさに望外の喜びだ。

とにかく彼らは純粋で、謙虚で、そしてカッコイイ。その魅力を十全に本書は伝えてくれる。将棋ブームの今、藤井聡太二冠だけでない将棋界の魅力を、今回の大川氏と藤井九段によるオンラインイベントで堪能していただきたい。