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大統領もコロナ感染…それでもフランスに「希望」を感じる理由

いま「福祉」が進化を遂げている

新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかわからない状況がいまも続いている。

フランス・パリ市の福祉分野の取材先ではソーシャルワーカーたちが「腕の見せどころ」と言わんばかりに元気で、創意工夫や新たな取り組みを日々話し合っていて明るい。

「福祉はこの機会にもう一歩前進することができる」「連携が進んだ」「連帯を感じる」という現場の声を紹介したい。

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寄付が増加している

民間団体は寄付が増加していると言う。

視聴率の高い夜8時の30分間のニュース番組では普段から福祉的取り組みが頻繁に紹介されるが、コロナ禍においてはより目にする機会が増えた。

お金がなくても食べ物に飢えることがないようにとあるコメディアンが35年前に始めた無料で利用できるスーパーやレストランは今でも全国的に展開されているが、スーパーの入り口で袋を配り、買い物客がレジを通ったあとにその袋に食品を入れて寄付するという方法で通常の2倍の寄付を受け取っていると紹介されていた。

無料のレストランの写真「これまでにないくらい、みなさんのことを頼りにしています」(心のレストランFacebookページより)

今年の前半にネットでの振込だけで通常の7倍、フランス人の4人に1人がネット寄付をし、特に4月前半は2週間で日本円にして21億円の寄付を記録していると報道されている。「人道支援」「連帯」という言葉を耳にする機会が多い。