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座間9人殺害事件「死刑判決」、“最大のナゾ”は結局わからなかった…!

精神鑑定の限界、裁判の問題…

座間事件に「死刑判決」

2017年11月に発覚した座間事件は、事件から3年が経過した本年12月15日、東京地裁立川支部で死刑判決が言い渡された。白石隆浩被告は、控訴しない意向を表明しているという報道もあり、このまま死刑が確定する可能性がある。

事件直後に私は「現代ビジネス」で「犯罪心理学者が読み解く、座間9遺体遺棄事件『最大のナゾ』」と題して、その時点でわかっている情報をもとに事件の分析を行った。

そして、「最大の謎」として、それまでさほど大きな問題もなく生きてきた白石被告が、日本の犯罪史上に残る凄惨な事件を起こしてしまったきっかけは何なのかという点だと指摘した。

裁判を通じて、事件はどこまで解明されたのだろうか。

犯行現場となったアパート 〔PHOTO〕wikimedia commons
 

白石被告は「サイコパス」か

事件直後の記事で、私は事件の最大の原因として、まず白石被告のパーソナリティの問題を指摘した。

事件の態様や報道された情報をもとに分析すると、彼のパーソナリティは「サイコパス」と呼ばれる反社会的なパーソナリティの特徴と見事に一致する。