「亀の子スポンジ」(提供=亀の子束子西尾商店)
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「亀の子束子」がタワシだけじゃなく「スポンジや洗剤」にも力を入れる理由

“タワシ1本足”から洗浄メーカーに

タワシの元祖が開発した「おしゃれなスポンジ」

昔ほど大々的にやらなくなったが、12月は新年に向けて、自宅や室内の掃除を行う人も多いだろう。キッチンのシンク回りや食器を、この機会に洗う家庭もある。

ところで「亀の子スポンジ」という商品をご存じだろうか。

「亀の子スポンジ」(提供=亀の子束子西尾商店)
 

タワシの元祖として知られる亀の子束子(会社名は亀の子束子西尾商店)が開発したスポンジで、おしゃれなデザインが目を引く。2015年から販売する人気商品だ。

見た目という情緒性だけでなく、機能性にもこだわっている。抗菌効果のある銀イオン系抗菌剤をスポンジ自体に練り込み、菌の繁殖を抑制しているという。

「11月28日にリニューアルオープンした『亀の子束子谷中店』でもスポンジが一番人気です。冬の限定色『亀の子スポンジ メルロー』や『シャルドネ』などに関心を持たれる方が多いですね」(谷中店店長の早戸千寿さん)

発売2年後の2017年には「日本パッケージデザイン大賞2017」で大賞も受賞。応募総数1277点の中から大賞に選ばれたのは、わずか2点。その1つが「亀の子スポンジ」だった。

だが、タワシに比べて知名度は高くない。先日、メディア関係者数人と打ち合せをした際、同商品の話題になったが、存在は知られていなかった。

なぜ、こうした商品を開発したのか。同社の取り組みについて、生活文化の視点からブランドの責任者に話を聞いた。