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日経平均は年末年始も上がり続けるのか? プロが教える「超シンプルな考え方」

今の株価は「バブル」なのか?

新型コロナウイルスで経済が大きな打撃を受けているにもかかわらず、各国の株価は堅調に推移している。経済活動の急激な縮小で金余りが発生し、これがバブルを引き起こしているとの批判も出ている。

歴史を紐解けば一目瞭然だが、バブルなのかそうでないのかについて、相場が継続している段階で判断することはできない。過剰な期待からバブルとなり、その後、株価が暴落するというケースは過去にもたくさんあったが、バブルだと騒がれながら実体経済がそれに追いつき、株価は下がるどころかさらに上昇したケースもザラにあるからだ。

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コロナ危機にもかかわらず株価は最高値を更新

ニューヨーク株式市場のダウ平均株価はとうとう3万ドルの大台を超え、日経平均株価もそれに追随する形で堅調に推移している。米国のGDP(国内総生産)は、物価の影響を考慮した実質で、4~6月期がマイナス31.4%(年率換算)、7~9月期がプラス33.1%となっている。4~6月期の下落分は取り戻した形だが、1~3月期も5.0%のマイナスだったので、コロナ前の水準には戻っていない。

日本も4~6月期はマイナス29.2%、7~9月はプラス22.9%とある程度は戻したものの、やはりコロナ前と比較するとマイナス状態が続いている。

企業は将来の需要減少から設備投資を控えており、来年以降についても急激に経済が回復する見込みは薄い。株価というのは基本的にマクロ経済の動向を反映するので、最高値を更新するという話にはならないと考えるのが普通だ。

ところが、米国を中心に各国の株価は上昇を続け、最高値を更新していることから、一部の論者はバブルであると強く批判している。