『女芸人No.1決定戦 THE W』公式サイトより

アンジャッシュ渡部の汚名をすすぐ『THE W』優勝の吉住 その裏に「人力舎」の底力

あらゆる逆境をはねのけて

14日夜に3時間生放送された『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)でピン芸人の吉住が4代目女王に輝き、賞金1000万円、日テレ系14番組出演、冠番組の権利を獲得した。

『女芸人No.1決定戦 THE W』公式サイトより引用

現在31歳で芸歴6年目の吉住は、4度目の挑戦でついに優勝。しかも、「ピンでコンビやトリオを負かしたこと」「知名度ではBブロックで最も低かったこと(Aマッソ、ゆりやんレトリィバァ、はなしょー、ぼる塾)」「審査員の半数に当たる3人が吉本芸人であること(ハイヒール・リンゴ、笑い飯・哲夫、麒麟・川島明)」などの逆境を跳ね返しての優勝だけに価値が高い。

そのパフォーマンスを見ても、「女審判の恋」「銀行強盗されているときに告白」というネタのアングル、ストーリー性、演技力などが評価された文句なしの優勝だった。

いまだに女芸人は、ぽっちゃりや強烈キャラなどのインパクト系が主流だけに、ネタで勝負できる吉住への評価はおのずと高くなりそうだ。

 

放送終了直後の会見で「優勝を誰に伝えたいか?」と聞かれた吉住は、「人力舎のみんな。すごくいいニュースをもたらせたと思います。これでみんなに笑顔になってもらいたい」と答えて笑わせた。

吉住の所属する芸能事務所・プロダクション人力舎(以下、「人力舎」に略)は、アンジャッシュ・渡部建の不倫騒動と、会見の不手際などで、バッシングにさらされている。だからこそ吉住の明るい優勝会見は、渡部の暗い謝罪会見を上書きできたことが大きいのだ。

1977年に設立された人力舎は吉本興業のような巨大組織ではない中堅だが、今回のようにときどき人気芸人が現れて事務所の運営を救ってきた。一般的には無名の吉住が、ゆりやんレトリィバァ、ぼる塾などの人気芸人を破って優勝できた背景に、そんな事務所の底力を感じてしまう。