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自動車業界に「大異変」…! いよいよ“CO2排出量規制”で「株価が上がる会社」「下がる会社」全実名

大川 智宏 プロフィール

排出権取引「3つの方法」

その状況を理解するために欠かせないのが、「排出権取引」という概念だ。

考え方やイメージを簡略化して表せば、以下の図のような形になる。キャップアンドトレードと呼ばれるが、非常にシンプルで、難しく考える必要はない。

図:排出権取引(キャップアンドトレード)のイメージ
図:排出権取引(キャップアンドトレード)のイメージ 出所:環境省、智剣・Oskarグループ
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まずは、条約や取り決めに基づき、国同士で過去の実績や削減目標などからCO2の排出可能総量(キャップ)を決める。それを国内に持ち帰り、同様に個々の企業や事業所にCO2の排出量を割り当てる。

この個々の企業の割当量を基準として、実際の排出量が少なければ余った部分(権利)を売ることができ、多ければ超過分の権利を買い取ることができるという仕組みだ。

そこで問題となるのは、「どのようにして個々の企業に排出量を割り当てるのか」という点だろう。

これも、方法論としてはシンプルで、大きくは以下の3つに分けられる。

図:排出権の割当方式
図:排出権の割当方式 出所:環境省
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ただ、それぞれの項目に議論の余地が多く、明確にどの方法が最適であるかを結論付けることは困難である。

簡単に説明していこう。

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