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暗殺率約10%! 米国大統領という危険な職業の実態を考える

「何でもあり」の自由な国とは言え

44人中4人が暗殺された!

2020年、米国大統領選挙は大荒れとなった。選挙不正に関しては、「立ち合いの監視人を夜に返した後に、4人が机の下からキャリーバッグを出して集計を始めた」監視カメラの映像がジョージア州の州議会公聴会に提出された。

世界中にネットを通じて配信されたからご覧になった読者も多いと思うが、この「証拠」や1000件にもおよぶ宣誓供述(嘘であれば厳しい刑事罰が課せられる)などを見る限り、「選挙不正が行われたのは事実」と考えるべきであろう。

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問題は、巷で噂が流れているように今回の大統領選挙不正に、米民主党幹部はもちろん、外国政府が関与したり、CIAやFBIまでもが関わったりしたのかどうかということである。

「米国特殊部隊が、ドイツの米国領事館で隠し持っていたドミニオン(投開票システム)につながったCIAのサーバーを銃撃戦の末押収した」という話が拡散している。まるで「マイル22」に類するハリウッド映画の1シーンのようだが、どこまで真実なのか今のところ確認できない。

「実は米政府には公になっていない組織があって、『殺人』なども行っている」とか、「ホワイトハウスとは別に『DS=ディープ・ステイト』と呼ばれる『影の政府』があって仕切っている」という設定も映画やドラマの定番だ。「火の無いところに煙は立たない」というが、どこまで真実を含んでいるのだろうか?

陰謀やスパイ行為は「失敗しなければ決して世の中には知られない」から、我々はその「失敗に終わった氷山の一角」から全貌を推測するしかない。

そのケーススタディとして適しているのが、歴代大統領44名のうち約1割の4名が暗殺された事実である。しかも、この4名には、重症を負い危うく一命をとりとめたレーガン元大統領や、カルト集団マンソン・ファミリーの女性信者が銃を胸に突き付けたが幸いにも不発であったフォード元大統領などは含まれていない。

また、初めて在職中に死去した米国大統領は、第9代のウィリアム・ハリソン(任期:1841年3月4日〜4月4日)であり3月4日に大統領就任宣誓を行った際、強く冷たい強風のなかで2時間以上に及ぶ演説を続けたことから風邪を引き、のちに肺炎を引き起こし死亡したとされてきた。ただし、ホワイトハウス内で使われていた井戸水経由で腸チフスに感染したとの説も近年浮上しているが真相は不明だ。

いずれにせよ、明らかな暗殺も含めて8名の大統領(44名に対する比率は約18%)が死によって任期を全うできなかった。その中には投薬によってむしろ症状が悪化したハリソン氏のように「毒殺」が疑われるケースもある。

 

現在流行中の新型肺炎の死亡率は、当初5%程度と言われていたが、最近では1%以下に下がったとの話も聞かれる。それと比較しても米国大統領がどれほど危険な職業かが分かる。