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「強きを助け、弱きを見捨てる」、これがGoTo政策の本質だ

コロナ強者に集中する補助金の恩恵

GoTo政策は、一見したところ、観光業や外食業、あるいは娯楽業という「弱者」を助けようとする政策に見える。しかし、実際には、これらの業種の大企業を助けるだけで、零細企業を助けることにはなっていない。また、新型コロナ下においても所得が減少しない人々に補助を与える結果にもなっている。

第3波の真っただ中で人々の接触を進めようとしている

新型コロナ第3波で、病床使用率上昇など、医療体制逼迫への懸念が強まっている。

それにもかかわらず、政府はGoTo政策を実施している。観光旅行を促し、会食を勧めている。コロナ感染拡大に全力を挙げなければならない緊急局面で、人々の交流と接触を増やそうとしているのだ。

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感染が広まってくると、高齢者は旅行を控えろとか、東京発着旅行は自粛せよということになった。マスクをしながら会食をせよとの指導もあった。アクセルとブレーキの両方を踏んでいるわけだ。一体どうなっているのだろうと、多くの人が、違和感と強い恐怖感を持っている。

GoTo政策は、もともとは感染が収まってから実施するはずのものだった。それを感染急拡大期に実施しているのだから、このような矛盾が生じてしまうのは当然だ。

 

実は、GoTo政策の問題は、それだけではない。本当に必要な人たちを助けていないという問題があるのだ。