不安を受け止める、終わったら褒める、が大切

峯さんは、予防接種を受けに来る保護者や子どもたちに対して、心のケアをはじめさまざまな取り組みを行ってきた。HPVワクチンの接種率向上に向けて、地道に啓発活動を続けてきた医師の一人でもある。

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「そもそも予防接種は、子どもたちが嫌がって大暴れしたり、泣いたり、痛みを訴えたり、いろいろなことが起こるものです。痛いけど、必要な注射だよ。痛みを減らせるように、先生も精一杯頑張るから。涙が出そうだったら、横になっていていいよと。まずは子どもたちの不安を取り除くように接します。そして、終わったらどうだった? よく頑張ったね〜と、大げさにでも褒めてあげます」

苦痛は本人にしかわからないものだから、言い聞かせたり、「これくらい我慢しなさい」は禁句だという

「怖いという気持ちは、赤ちゃんだろうが、幼児期であろうが、思春期であろうが同じ。現場の医師もスタッフも全員で、不安を受け止め、共感すること。終わったらきちんと評価をしてあげることが重要ですね。信頼関係ができると、必要な予防接種を最後まで打ちに来てくれます」

予防接種の不安は小さな子どもも思春期も変わらない。だからこそ信頼関係を築くことが大事だ。photo/iStock