放送中から抗議電話が殺到
【2006年(第57回)】
DJ OZMA(41)が『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』で出場。歌詞の後半に「今夜 踊り狂おう 裸で――」という下りがあるので、ライブではDJ OZMAとバックダンサーが全裸スーツ(裸に見える着ぐるみ)になるが、紅白では見合わせることになっていた。
ところが、いざ本番になると、DJ OZMAが普段通りのパフォーマンスを行い、まず自分はブリーフ一枚に。バックダンサーの女性は全裸スーツになった。このスーツが実によく出来ており、一見すると裸そのものだった。

慌てた総合司会の三宅民夫アナ(68)が「ボディースーツを着用していました」と火消しに走ったが、放送中から抗議電話が殺到。新年になると、当時の故・橋本元一会長が平謝り。『赤旗』にまで批判記事が掲載された。
この後、DJ OZMAは本当にNHKを出禁になったようだ。このペナルティーだけは本当らしい。出演が途絶えた。
その後のDJ OZMAは2009年に引退。同一人物と目されている綾小路翔が團長の氣志團もNHKに出演できない状態が続いている。
もっとも、音楽担当記者や放送担当記者らの間では「DJ OZMAがファンサービスとして彼らしいことをやっただけ」などと言われている。
【2017年(第68回)】
『不協和音』で出場した欅坂46の鈴本美愉(23)が最後の決めポーズで後ろによろけた。センターの平手友梨奈(19)もふらつき、歌い終えるとメンバーに抱えられて退場。後になって、志田愛佳(22)も含めた3人が過呼吸になっていたことが分かる。
この曲は欅坂の歌の中でも動きが激しく、難易度も高い。そこに紅白出場の緊張も加わったため、過呼吸に陥ったらしい――。
さて、今年はどんなステージが繰り広げられるのか。