お互いが信頼され合って

12月9日、皇后陛下雅子さまは57歳のお誕生日をお迎えになりました。今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況から、祝賀行事は取りやめとなりましたが、宮内庁のホームページにて、皇后陛下のお言葉、そして、天皇陛下とご一緒に撮影されたご近影が公開されました。ご近影では、雅子さまはブラウス、天皇陛下はネクタイで同じようなベージュ色をお召しになった「リンクコーデ」で、両陛下の息の合ったご様子を拝見することができます。

57歳のお誕生日を迎えられた皇后雅子さま 写真提供/宮内庁

ただ、お写真と一緒に公開されたビデオでは、両陛下の違いがはっきりと見てとれます。それは、瞬きの回数です。誰しもカメラを向けられると緊張して瞬きの回数が増えるものですが、天皇陛下はほとんど瞬きをなさいません。雅子さまは、映像の冒頭では瞬きの回数がやや多めですが、天皇陛下とのご歓談の場面では、瞬きの回数が少なくなっています。お互いの目をまっすぐに見ながら、お言葉を交わされるご様子を拝見していると、両陛下の信頼関係が確かなものであると感じられます。

ところで、両陛下のリンクコーデはいつ頃から始まったのでしょうか?今回は冬のニットスタイルを振り返りながら、リンクコーデの変遷をみていきましょう。

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愛犬のピッピとマリとご一緒に

天皇陛下はベージュ、雅子さまはロイヤルブルーのニットをお召しになったお写真は、愛子内親王をご出産される前年に撮影されたものです。両陛下がお連れになっている愛犬は、赤坂御用地に迷い込んだ雌犬が産んだ子犬で、「ピッピ」と「マリ」と名付けられました。天皇陛下はブラウン、雅子さまはブルーというように、愛犬につけられたリードの色が両陛下がお召しになっているセーターの色とリンクしています。

リードの色にも注目すると… 2001年11月27日撮影 photo by gettyimages

ロイヤルブルーがぱっと目に飛び込んでくるので、雅子さまが主役のコーディネートですが、ちょっとした色づかいから、愛犬のピッピとまりも家族の一員のように、愛情をかけてお世話をなさっていることが伝わってきます。リンクコーデの兆しが見られる素敵なお写真です。