写真/平野学
# 自動車

マイカーの掃除、いつもは「見落としがちな汚れ」の意外な落とし方

お手入れのコツ教えます

年末にやりたいことのひとつに自宅の「大そうじ」を挙げる人は少なくないだろう。

実際にするかどうかは別として、ホコリのないキレイな部屋で年を越したいと、やはり思ってしまう。ただ、家の中に意識は向いても、マイカーまではなかなか気が回らないのではないだろうか。

この時期は、愛車についても1年の汚れをしっかり落として、すっきりした気分になりたい。12月10日発売の『ベストカー』(2021年1月10日号)では、車体の洗車やワックスがけをはじめエンジンルームの清掃など、クルマのさまざまな部分のお手入れについて、自動車評論家の諸星陽一氏が詳述している。

特に車内の清掃や除菌については、新型コロナウイルスの感染症対策を考える上でも知っておきたい情報だ。

(※10日発売『ベストカー』(2021年1月10日号)の注目記事を紹介します。)

(文/諸星陽一、写真/平野 学)
 

ボディ洗車の基本は事前に水で汚れをふやかすこと

年末といえば大そうじです。みなさん、愛車を掃除してますか? 本企画では、愛車を大そうじする際のコツや注意点を丁寧に解説します。

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ボディを洗うことから始まる。そして、ボディをいかにきれいに仕上げるか?が洗車のよし悪しを決めることになる。

食後に食器を洗う時もこびりついた汚れは水に浸けておいてから洗うと汚れが落ちやすい。これと同じようにクルマのボディも、水をタップリとかけて汚れをふやかし、浮き上がらせてから行うことで、キレイに、そしてボディへのダメージを少なく洗える。汚れがこびりついている場所などは、水を含ませた人工セーム革などを貼り付けておくといいだろう。

洗車する自動車評論家の諸星陽一氏。洗車時はワイパーを立てた状態にしておくと作業性がいい。水は常に上からかけるのが基本
 

汚れが一番ふやけているのは……そう雨の日だ。とりあえず、汚れを落とせばいいというなら、雨の日にガソリンスタンドの洗車機で洗うというのも手だ。

どっちみち雨に濡れたまま帰って、そのまま駐車しておくなら、洗っても洗わなくてもびしょ濡れな状態は同じ。ならば、汚れが落ちやすい雨の日に洗車機を使うのはかしこい方法。洗車機に並んでいる人も少ない(というかほとんどいない)し、運がいいと“雨の日割引き”などもある。

通常の洗車では、クルマに残った水滴をキレイに除去することが大切。これが残っていると、シミになりやすい。楽な水滴の落とし方は水切りワイパーなどでおおざっぱに落としてから、人工セーム革などで拭き取る方法だ。

プロショップでは、ボディすき間の水分をエアで吹き飛ばすが、そうした道具はまず持っていないだろう。アマチュア洗車では人工セーム革をすき間に入れ込み、水分を吸いとらせるのが一般的だ。