株は大きく揺れ動く…? photo/gettyimages

2021年、ついに「米金利上昇」へ…!? これから「株」「為替」「物価」に起きる本当のこと

インフレ「期待」が高まってきた…!?

金融市場では株価が騰勢を強めるかたわらで、米金利も徐々に浮揚し始めている。

とはいえ、株価の伸びと比べればまだ動きは鈍く、それと整合的にドル相場も弱含むという相変わらずの地合いが続いている。

ドルは対円では再び104円を割り込み、対ユーロでも1.20の大台が続いている。2021年を展望するエッセンスは、煎じ詰めれば「低金利状態が極まったゆえの株買い、今後3年は動かないゼロ金利、巨額の財政赤字を背景とする『ドルの過剰感』」という視点だと筆者は考えている。この考え方は今後1年間についても健在と考えるべきだろう。

しかし、ここ最近の一方的な地合いを踏まえれば、健全な調整として、その揺り戻しも警戒したいところだ。この点、足許で注目したいのがインフレ期待の動向である。

米国のブレイクイーブンインフレ率の推移
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上図に示されるように、3月中旬の「悲観の極み」をボトムとしてブレイクイーブンインフレ率で見た市場の抱くインフレ期待は上昇基調を保っている。

9月以降、横ばいの期間を挟んだものの、11月に入ってからは相次ぐワクチン報道も相まって続伸の様相を呈している。