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コロナ感染急拡大で「鉄道の終夜運転」中止…「深夜の初詣」はどうなる?

薄れてきた終夜運転の意義

今年の初詣の終夜運転

国民的一大行事である初詣。今年の年末から元旦にかけては、新型コロナのせいで大きく変化することになった。

社寺における初詣の混雑は、感染防止のためのガイドラインが設けられたが、当初乗降駅の分散を求めたり混雑状況の周知を求めるだけで鉄道会社は対応に戸惑った。

そのため、東武鉄道、西武鉄道、小田急電鉄、東急電鉄は早々と終夜運転の中止を決定。

成田山新勝寺や柴又帝釈天の参拝客が利用する京成電鉄は、12月に入ってようやく終夜運転を発表したが、高尾山薬王院や府中の大國魂神社を沿線に持つ京王電鉄、川崎大師の京浜急行電鉄は判断を決めかねていた。

そのようなところ、新型コロナの感染急拡大により、16日に東京都ほか1都3県の知事が国土交通大臣に終夜運転の中止を要請。翌日、鉄道各社に大臣から中止が要請された。これによりJRほか鉄道各社は、18日になって正式に中止を発表した。

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JR東日本は、11月17日には前年並みの終夜運転の実施を発表していた。元旦の早朝には特急も運転することから、1か月前の発表が必要だったのだろう。

京成電鉄は、大晦日の深夜から元旦にかけて、京成上野~京成成田間で普通電車を約20~50分間隔(上下各9本)で運転。押上~京成高砂間も、普通電車を約20~30分間隔(上下各9本)で、京成高砂~京成金町間は、普通電車約20~40分間隔(上下各12本)で終夜運転する計画であった。

なお、正月三が日にも、京成上野~京成臼井間の普通列車下り7本、上り6本を京成成田発着に延長するほか、シティライナー・成田山開運号(京成上野907→京成成田1004、京成成田1514→京成上野1615)は運転する。

小田急電鉄は、今回は初詣の終夜運転を行わず、江ノ島で初日の出を拝むための列車として、ロマンスカーを使用して「ニューイヤーエクスプレス」新宿発450→片瀬江ノ島着604、「メトロニューイヤー」北千住発355→片瀬江ノ島着532の下り2本を運転する予定であった。