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「たれぱんだ」の生みの親が明かす、熱狂的ブームと「すみっコぐらし」との共通点

キャラクタービジネスの可能性

だらっとたれたような独特のフォルム。グッズが売れすぎて、一時は社会現象とまで呼ばれた人気キャラクター「たれぱんだ」だ。たれぱんだは、なぜあんなにもブームになったのか。さらに、彼らの現在は? たれぱんだの生みの親であるサンエックス株式会社広報の和田くるみさんにお話を伺った。

疲れ果てた新人デザイナーが生み出した…?

キャラクターによって企業の認知度を上げたり、商品やサービスを売る、キャラクタービジネス。その市場規模は、2019年の統計で2兆5340億円で前年比101.8パーセント。現在でも「鬼滅の刃」のメガヒットなどを受けていまだ好調だ。

中でも記憶に残るのが、かつて一大ブームを起こした「たれぱんだ」。最近は露出が減り、一線を退いたかのように見えるが、じつは今でも、根強い人気をほこっていることをご存じだろうか。

「客寄せパンダ」という言葉があるように、キャラクタービジネスの世界でも大人気なのが、ジャイアントパンダをモチーフにしたキャラクター。中でも懐かしのパンダキャラクターとして必ず名前があがるのが、だらっとたれた独特のビジュアルが印象的な「たれぱんだ」だ。

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たれぱんだは、キャラクタービジネスを手がける、サンエックス株式会社で、当時デザイナーだった、末政ひかるさんの心情から生まれた。

「当時、新人デザイナーだった末政さんが、パンダのキャラクターを使って、シール用のキャラクターを作る仕事を与えられたのですが、何枚描いてもなかなか採用されず、疲れ果てた末に描いたのが、その時の自分を映したような、ぐったりとたれたパンダだったんです」と語るのは、今回お話しを聞かせてくれたサンエックス株式会社 広報の和田くるみさん。

ぐったりとたれたパンダは、そのまま採用となりシールとして発売された。こうして世に出た、たれぱんだのシールには「かわいい」と予想以上の反応があり、たれぱんだのくま版「たれべぁー」のシールも発売されるなど好調だった。