バイデン の大統領就任を目前にしても、いまだ混迷を極め、落ち着かないアメリカ。ニューヨークを拠点に「日本人初の乳幼児睡眠コンサルタント」として活躍している愛波文さん。自身もニューヨークで育ち、現在8歳と5歳の男の子を育てる母親でもある。

愛波さんの8歳のお子さんが通うのは、全米でも有数の名門公立小学校。そこではバイデン VSトランプの混迷を極めた米国大統領選挙下で、「選挙教育」が行われていたという。

日本人には耳慣れない、小学校での「選挙教育」とは? 米国トップの公立小学校で行われた授業、その実態を愛波さんに教えていただいた。

バイデン に決まった日のNY

1月6日、トランプ支持者が連邦議会に侵入し、現在わかっているかぎり女性一人が議事堂で銃撃され亡くなりました。トランプ氏はいまだに「まだあきらめてない」と主張しているため、1月20日の大統領就任がどうなるのかアメリカ住民はそわそわしている状態です。

そのアメリカの大統領を選ぶ選挙は、約1年間にわたる長期戦。二大政党の民主党と共和党は、予備選と夏の党大会を通じてそれぞれ1人ずつ候補者を選び、各党の指名を受けた候補者を中心として、11月に一般有権者が投票する本選が行われました。

その本選は11月3日に行われ、結果が出たのが前代未聞の4日後の11月7日でした。結果が出た瞬間、私が住むニューヨークはバイデン派が多かったため車のクラクションを鳴らしたり、踊りだす人たちがいたり、ほっとして泣いてる人たちもいたほどです。

バイデン の当選が報じられた瞬間、ニューヨーカーたちはハグをしたり、クラクションを鳴らしたりして喜びを分かち合った。写真/bbc newsのオフィシャルInstagramより

だからといって、ニューヨーカー全ての人がバイデン派ではありません。近くでもトランプの旗をたてている家もあったり、トランプのパレードも行われたりしていました。選挙期間中は、正直、誰がどちら派なのかは分からないなと思いながら過ごしていました。

そんな中、息子が通う小学校では各学年で選挙について学ぶ授業が行われていたのです。この「選挙教育」は、今回のトランプ VSバイデン に限って行われたわけではありません。私もアメリカで育ち、小学校に通っていた頃に選挙教育を受けた記憶があります。これは特別なことではなく、当たり前のこととしてアメリカで行われていることなのです。