Netflix 『サイコだけど大丈夫』より
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大人気韓国ドラマ『サイコだけど大丈夫』、いま「孤独」を感じている人にすすめる理由

「泣けるドラマ」と話題になる背景

孤独を感じていませんか?

「世界で一番恐ろしい病気は、孤独です」

20世紀の聖人マザーテレサの言葉だ。新型コロナショック以降、自宅勤務やオンライン授業など、強制的に起きた「リアルのコミュニケーションの制限」で、世の中は便利に。しかしそのせいで、人との関わりがほとんどなくなり、以前より孤独を感じる人が増えたとも言えるだろう。対面でのコミュニケーションが減った今、一部では仕事の効率よりも人々のメンタルヘルスがより懸念されているのではないだろうか。

コロナ禍で人々にショックをもたらしたことの1つが、著名人たちの死だ。リアリティ番組に出演していた元プロレスラーの木村花、元俳優の三浦春馬、元女優の竹内結子や芦名星。ほかにも多くの著名人が2020年以降、自死を選んでこの世を去った。そこに至るまでの背景はそれぞれ違えど、同時期にあまりにも多くの若い著名人たちが他界してしまった事実は、衝撃を超え、課題を感じずにはいられない

 

三菱総合研究所の生活者市場予測システムによる年齢別調査によると、実際に最も孤独を感じているのは20代だそうだ。デジタルネイティブとして育った20代は、もともと他の世代と比べスマートフォンやパソコンなど、オンラインでのコミュニケーションが活発なゆえ、対面の交流が少ないのが理由の1つとして考えられる。

加えて、新型コロナウイルスの蔓延は多くの人々の「ひとりの時間」を促進した。これらの要因が重なり、世代問わず以前より「孤独」を感じている人が増えたと言えるだろう。

そんな中、今年6月にネットフリックスで配信された『サイコだけど大丈夫』は、孤独と多様性にフォーカスした恋愛ドラマとして注目された。一時はネットフリックス上でランキング1位を維持していたほどの人気であった。

『サイコだけど大丈夫』公式サイトより

本作品自体はもともと、韓国の人気俳優キム・スヒョンの兵役後の復帰作として韓国で注目を浴びていたが、劇中の「普通ではない」登場人物を通して描かれた「違いを認め受け入れる愛」が、世界中の視聴者たちの心をつき動かし長期的に支持されている。人々が本ドラマを通して最も共感したのは、作中のメッセージ「大丈夫、問題ない」ではないだろうか。