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# 雇用

報道されない「男性の失業率」の増加、実は「雇用崩壊」の超危険シグナルだった…!

データがすべて物語っている

コロナ禍で男性の失業率増加に拍車

雇用の崩壊が迫っている。完全失業者数の増加に歯止めがかからず、雇用調整はついに非正規雇用者から正規雇用者に及び始めている。

現時点では、政府の雇用調整助成金の拡充が、辛うじて失業者の急激な増加を抑えている。しかし、“金の切れ目が縁の切れ目”ではないが、同助成金が切れれば、雇用は急速に崩壊に向かうだろう。

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総務省が12月1日に発表した10月の労働力調査によると、10月の完全失業者数は215万人となり、前年同月比で51万人増加し、9か月連続の増加となった。

表1は「完全失業者数の推移」、表2は「完全失業者数の前年同月比」をグラフ化したもの(総務省の労働力調査から筆者作成。以下、各表とも同じ)。

表1の通り、「完全失業者数」は6月にわずかながら減少に転じたものの、その後、7月から再び増加、8月には200万人を超えた後も増加の一途をたどっている。

特に、男性は8月118万人→9月125万人(7万人増加)→10月134万人(9万人増加)と、失業者の増加が“スピードアップ”していることが懸念される。

完全失業者の増加がはっきりとわかるのが、表2の完全失業者数の前年同月比だろう。9か月連続の増加はもとより、10月には男性は前年同月比では36万人、女性も同14万人の増加となっており、男性の失業者増加に拍車がかかっていることがわかる。

 

これに伴い、表3の「完全失業率(季節調整値)」も上昇を続けており、8月に3.0%を超えた後も止まる気配はなく、10月は3.1%となっている。繰り返すが、失業率でも男性の上昇が顕著だ。