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共産主義なのに極端な経済二極化、これが中国暴走の根本原因か

1京円の債務、公表の半分の経済規模

米国大統領選の行方にびくびくしている

日本の菅首相が11月8日に早々とツイッターでバイデン氏への祝意を表明した稚拙さについては、11月28日の記事「どうした菅首相、携帯料金下げてもNHK受信料下げないのは超不合理」記事ですでに述べた。

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それに対して、中国共産党政権の外交部は翌11月9日の定例会見で、CNNやロイターなどの欧米メディアが「なぜ中国は公式にバイデン候補に祝辞を贈らないのか繰り返し質問」したにもかかわらず、「バイデン氏がすでに勝利宣言していることには注目している。大統領選の結果は米国の法律とプロセスによって確定される。(この件は)国際慣例に従って処理する」と言及するにとどめ、祝意を表さなかった。

ようやく、11月13日になって中国外交部の汪文斌氏が祝意を述べたが、この時点でも習近平氏から祝辞を贈っていなかった。習氏がバイデン氏に祝意を表明したのは、菅首相から2週間以上遅れた11月25日のことであり、しかも「政権移行」手続きの一部が米政府内の一部で始まったことを「言いわけ」にした節がある。

オバマ前大統領時代の副大統領だったバイデン氏は、2011年から1年半の間に当時、副主席だった習氏と8回も会っている。通訳のみを介した食事が合わせて25時間以上に及んだことは有名だ。世間で噂される通り、習近平氏とバイデン氏の関係は「親密」以上である。

バイデン氏が、投票日の10日前に「史上最大規模の選挙不正組織を作った」と発言したり、「有権者が誰に投票しても自分が当選する」と述べたなどという話が伝わるのも、「バックに習近平氏がついているという自信から」ではないかというのは私の邪推であろうか?

それに対して、習氏はトランプ政権に対しては異常と言ってよいほど気を使っている。トランプ氏の「すごい実力」は過去4年間に「痛い思い」をして十分に学んだはずだ。

また、世間で流布されるように、バイデン氏の信じがたい数の得票数に何らかの影響を与えたのだとしたら「どこまでも粘るトランプが、いまだ『絶大な支持』を得ているワケ」で述べたようにトランプ氏が再選した場合の「倍返し」の恐怖におびえているであろう。

さらに、トランプ氏が再選しなくても、前記記事で触れた「今後4年間米国民の支持を受けるのはトランプ氏である」ということを一番よくわかっているのは、情報収集能力に優れた中国共産党ではないだろうか?

中国伝統の外交術とされるものは次の通りだ。

1.優秀な人物がやってきたら、どのような交渉にも一切譲歩せず、その優秀な人物の自国での立場を危うくし、交渉相手から排除することに全力を上げる。

2.逆に無能な人物がやってきたら、その人物をあらゆる方法で歓待する。そして、自国の交渉相手として末永く職を全うできるよう、交渉にはできる限り譲歩する。

 

2の人物として、習近平氏の白羽の矢が立ったのは、どちらなのかはあえて述べるまでもないだろう。