〔PHOTO〕iStock

“くそばばあ度”が爆上がりした義母の「異常行動」〜孫への愛が強すぎた結果…

米のとぎ汁に口移し…?

女児と比べて男児を特別かわいがるタイプの人間がいる。

大阪に暮らす3人の子供を持つ主婦のばたこさんの義母もその一人。男児の孫を熱望していた「男の子の赤ちゃん大好き妖怪」の義母だったが、ばたこさんの子供達は長女・次女と女の子が続いた。その後男の子を妊娠したばたこさんの産前から産後、今に至るまでの行動を、著書『お義母さん、ちょっと黙ってください:くそばばあと私の泥仕合な日々』から抜粋して特別掲載する。

 

義母から男児へ降りそそぐ絶え間ない愛情

第一子、第二子ともに女の子だった。義母は「男の子を抱っこしたい」と第一子を出産したその日に心情を吐露し、「男の子がいたら会話が盛り上がるのにな」と残念がっていた。誰との会話が盛り上がるのか知らないが、私と生まれてきた子の気持ちなど全く考えず、理解の範疇を超えたことを口にしていた。

近所に男の子が生まれたときは、「あ〜食べちゃいたい」と捕食しようとしたので、私の持つ全ての力で制止した。男の子の赤ちゃん大好き妖怪義母。

そんな妖怪は第三子が男児だと分かると、妊婦健診にまでついてくるようになった。健診前日は「病院にはなに着ていこうか、これはこの前も着たしな」とはしゃぎ、お股のエコー写真を見て「私に似て目がぱっちりやわ」と浮かれる。妊娠週数が進むにつれ、目に見えて義母の頭は愉快になっていった。

私が切迫早産で入院すると、不思議なことに義母はガルガル期に突入し、「先生は男やのに生む人のこと分かるんですか」と何故か主治医に敵意をむき出しにした。そして病棟では「ばたこさんのお姑さんは注意が必要です」と申し送られるという失態をおかしていた。

妊娠時期からそんな感じだったので、長男出産後それはそれはテンションが爆上がりし、義母の脳内セロトニンは大量に放出され、くそばばあ度はさらなる加速をみせた。

我が家にくる頻度は増え、長男を必要以上に愛でようとした。 長女と次女のときはおばあちゃん扱いさえ嫌がっていたくせに、「ばあたんって呼んでや」と突然ばあたん呼びを強要するようになった。

「お前はやっと墓守を生んだんやな」と親族のじじいに言われたありえない一言を忘れてしまうほど、義母の異常行動は続いた。