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「N-BOX」でもダメ…軽自動車が「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を獲れないワケ

なぜ今まで「受賞ゼロ」なのか?

年末になると、複数の団体が「イヤーカー」を選出する。最も長い歴史があるのは「日本カー・オブ・ザ・イヤー」だ。出版社やウェブサイトなどのメディア代表者によって運営され、選考委員の投票によって決定する。今年「10ベストカー」に選ばれたクルマは以下の通りだ。

●スバル レヴォーグ
●トヨタ ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス
●日産 キックス
●ホンダ フィット
●マツダ MX-30
●アウディ e-tronSportback
●BMW 2シリーズグランクーペ
●BMW ALPINA B3
●ランドローバー ディフェンダー
●プジョー208/e-208

第1回は1980年に行われ、この時の日本カー・オブ・ザ・イヤーは、同年に発売されたマツダ(当時は東洋工業)のファミリアであった。

1980年で五代目となったマツダ・ファミリア
 

「RJCカーオブザイヤー」は、RJC(自動車研究者ジャーナリスト会議)の会員が投票によって選出する。第1回は1991年に実施され、同年に発売されたマツダRX-7が受賞した。

日本自動車殿堂は、豊かな自動車社会の構築に貢献した人々の偉業を讃えることを理念にするが、イヤーカーの選出も行う。最初は2001年度で、カーオブザイヤーには、同年に発売されたホンダフィットとトヨタエスティマハイブリッドが選ばれた。このほか雑誌媒体なども、個別にイヤーカーを選出することがある。

各賞とも、受賞した車種は、走行性能、環境性能、デザイン、空間効率などの面で注目すべき特徴を備えている。各賞のメンバーが熟考を重ねた末に選んだ車種が並ぶが、過去を振り返ると軽自動車は意外に少ない。

そして、日本カー・オブ・ザ・イヤーは、軽自動車が受賞したことは一度もない(ただし部門賞を除く)。

RJCは1993〜1994年次にスズキワゴンR、2007年次に三菱i、2009年次にスズキワゴンR、2015年次にスズキハスラー、2016年次にスズキアルト、2020年次に日産デイズ&三菱eKワゴンが受賞した。2007年の三菱i以降は相応に受賞しているが、それ以前は少数であった。

また、自動車殿堂カーオブザイヤーは、2012-2013年にホンダN-BOXプラス、2014-2015年はスズキハスラー、2017-2018年にホンダN-BOXが受賞している。