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「ビートたけしはつまらなくなった」は本当か? 本人がいま明かす「現状と理想」

芸人の役割とは一体何か?
「最近のビートたけしはつまらない」「喋らなくなった」だって? おいおい、ちょっと待ってくれ──ビートたけしは自身の現状をどう分析しているのか。トップを走り続けている自負、そして芸人としての理想像……最新刊『弔辞』で明かした「本音」とは?

「芸人・ビートたけし」について

最近、「たけしはテレビで喋らなくなった」って言われる。

違うんだよ。俺、収録ではよく喋ってるんだ。

だけど、テレビ局が意識的に録画を増やしていて、ちょっと放送するとヤバそうなコメントは局のほうで判断して事前に外してるんだ。だから面白いことをずいぶん喋ったつもりなのに実際の番組では無口に見えてしまう。

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俺はラジオやテレビで何十年もかけて「たけしは毒吐いても仕方ない」っていうイメージを視聴者に植えつけていったっていう自信があるんで、自分の発言に文句を言われても「悪いですか、それ」って平気で言い返すし、最近では文句を言われたことも、あんまりないんだけど、局のほうがスポンサーを意識して自主規制してしまう。

で、「コンプライアンスの問題ですから」とか言われるんだよ。

いい加減なことばかり言ってる評論家が「最近のたけしはつまらない。毒がなくなった」とか言う。毒を流したら怒るくせにって思う。そういうことはスポンサーに対して言ってくれねぇかなって。でもやっぱり責任は当事者になっちゃうから。

「昔みたいに思い切ったテレビがない」とかね。何言ってんだって思うけど。今は、そういう時代じゃないんだよっていうことを言いたい。