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アストラゼネカ製ワクチン「杜撰な臨床試験」判明で信頼性に疑問符

日本政府も契約を結んでいるのに…

奇妙な治験結果

つい先日、米国のファイザーに続いてモデルナも欧米の規制当局に新型コロナ・ワクチンの緊急使用許可を申請した。英国政府は今月2日、ファイザー製ワクチンの使用を承認するなど、同ワクチンの実用化が目前に迫っている。

が、一方で製薬会社が成果を出し急ぐあまり、若干気になる動きも見受けられる。

https://www.nytimes.com/2020/11/25/business/coronavirus-vaccine-astrazeneca-oxford.html

上記NYT記事によれば、英国のオックスフォード大学と製薬会社アストラゼネカが共同開発した新型コロナ・ワクチンの臨床試験(治験)には、誤りや一連の不規則性が見られることから、その信頼性に疑問が投げかけられているという。

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先月23日、アストラゼネカは英国とブラジルで実施した臨床試験(フェーズ3)の暫定的な分析結果を公表した。それによればワクチンは最高で90パーセント、最低で62パーセント、平均で70パーセントの(感染に対する)予防効果が見られたという。

ただ、この治験結果が発表されると、多くの科学者や報道関係者らがより詳細なデータの公表を求めた。と言うのも、治験で90パーセントの予防効果が報告された被験者グループは、全部で2回に分けて接種されるワクチンの1回目で、本来、投与されるべき量の半分しか接種されていなかったからだ。

一方、2回とも本来の量のワクチンを接種された被験者グループの場合、それによる予防効果は62パーセントだった。

 

これらの結果から当然湧き上がってくる疑問は、

1)なぜ、片方のグループには(1回目のワクチン接種で)本来の量の半分しか投与(接種)されなかったのか?

2)なぜ、少ない量のワクチンを投与された被験者グループの方が、より高い予防効果を示したのか?

の2点だ。

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