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中国庶民には高額の輸入薬…善意のヤミ販売事件有罪が起こした波紋

事件を題材にした映画が大ヒット

医薬テーマの映画、大ヒット

中国で2018年7月5日から『我不是薬神(英題:Dying to Survive)』という題名の映画が上演された。この映画は「陸勇事件」と呼ばれる実際に起きた未認可薬事件を基に製作された。2013年8月に湖南省沅江市で発覚し、後に中国の医薬業界に変革をもたらす契機となった事件だ。

中国映画「薬の神じゃない」HPより

映画は国民が強い関心を持つ医薬関連ということで公開前から話題となり、7月5日の公開から4日間での興行収益は13億元(約204億円)に上り、公開から約2カ月後の8月末時点における興行収益は31億元(約471億円)に達するという大ヒットを記録したのだった。

中華圏を代表する映画賞の「金馬奨(きんばしょう)」で、この映画は2018年、主演の徐峥(シュー・ジェン)が主演男優賞、監督の文牧野(ウェン・ムーイエ)が新人監督賞とオリジナル脚本賞をダブル受賞と3部門同時受賞の快挙を成し遂げた。

 

なお、『我不是薬神』は日本では2020年10月16日から『薬の神じゃない』という邦題で一般公開された。日本での上映は今年5月に予定されていたのだが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていたのだった。

コロナ禍が未だ終息していないことから、観客の動員数はかなり限定的だったと思われるが、ネットで見る限りでは同映画に対する観客の評価は極めて高いようだ。