ゴルフ歴63年!シャトレーゼ・齊藤寛会長のスイング改造計画に密着

エイジシュート300回達成を目指して
累計11万部を突破している『世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法シリーズ。

同書で紹介されている最新ゴルフ理論・G1メソッドの提唱者・板橋繁コーチのレッスンを和洋菓子チェーン「シャトレーゼ」を率いる齊藤寛会長(86歳)が受講中だ。

86歳、ゴルフ歴63年の大ベテランゴルファーが挑んだ、スイング改造の成果とは?

(取材・文/水品 壽孝)

今年2月までは「リストターン」していた

今年2月に、板橋コーチが提唱するG1メソッドと出会い、「スイングが劇的に変わった」というシャトレーゼの齊藤寛会長。86歳にして、ドライバーの飛距離が約20ヤードも伸び、打球の方向性も安定してきたことは、前回お伝えしたとおりだ。

まさしく“魔法”のようなスイング改造だが、齊藤会長のスイングはいったい、どのように変化したのか。齊藤会長にご自身の体験を語っていただくとともに、板橋コーチからその変貌ぶりを解説してもらう。

まずはご本人に、改造以前のご自身のスイングについて伺ってみた。

齊藤 今年の2月までは、日本人ゴルファーの典型的なスイングをしていました。すなわち、ダウンスイングで腰を目標方向にバンプさせ、体の回転をブロック。腕を返してボールをつかまえにいくスイングをずっとやっていたのです。

それでも一生懸命練習に取り組んだこともあり、のべ39回のエイジシュートを達成することができました。ワンストローク足りずエイジシュートを逃したことも、何度もあります。ただ、だんだん打球の方向がバラつくようになり、飛距離も落ちてきてしまった。ベストスコアも75歳のときに出した75が最高と、スコア的にも伸び悩んでいました。

【写真】齊藤会長齊藤寛会長

レッスン開始3ヵ月でスイングが激変

板橋コーチの目には、出会った頃の齊藤会長のスイングはどのように映ったのだろうか。

板橋 齊藤さんは、バックスイングをシャットに上げていましたよね。フェイスを閉じたままクラブを上げていくため、クラブが徐々に体から遠ざかり、体に巻きついていませんでした。

また、ダウンスイングでも腕を返してフェイスを閉じながらボールに当てにいっていましたね。腕を伸ばして「ボールを突きにいく」スイングです。そのため、ハンドファーストでボールをとらえることができず、クラブヘッドの裏面も使えていませんでした。

でも、レッスンを始めると、バックスイングはすぐに修正されました。フェイスを開いてバックスイングできるようになり、クラブが体に巻きつくようになってきました。

齊藤 レッスンを受け始めたのは3月ですが、6月頃には、だいぶ身についてきました。頭で理解しただけではダメでしたが、コツがわかればそれほど難しくありません。ただ、どうしても以前の悪いクセがときどき顔を出してしまいます。63年間ゴルフをやってきて身についた悪癖ですから、そう簡単にはなくなりませんね。

板橋 ええ。齊藤さんの場合、どうしてもダウンスイングで腕を伸ばしてしまい、クラブが体から離れてしまう傾向があります。バックスイングでは体に巻きついてクラブが上がるようになったのですが、ダウンスイングでクラブをキャスティングして体から離してしまうのです。

三田紀房さんも取り組むドリル

この取材がおこなわれる約1ヵ月前、板橋コーチは、そんな齊藤会長のために、ある“宿題”を与えていた。人気漫画家・三田紀房さんも取り組んだイメージフェイスとイメージスイングを用いたスイングの習得ドリルだ。

クラブフェイスの向きと同調するイメージフェイスをグリップの近くに装着することで、スイング中のフェイスの向きを確認できるとともに、イメージフェイスの赤いラインと右腕の関係をチェックすることで、G1メソッドの体さばき、腕さばきをマスターできる。

【写真】イメージフェイス使用法について説明を受ける齊藤会長

また、スイング矯正ゴムのイメージスイングをクラブに装着してダウンスイングをおこなうことで、腕を使わずに、クラブが自らの重みで体に巻きついたまま落下してくる本物の「裏面ダウン」を体感することができるのだ。

その成果やいかに? 板橋コーチによるスイングチェックが始まった。