4500万円のマイホームを売ってUターン、妻の実家と二世帯同居した45歳男性の後悔

SUUMO編集長が語る賢い家の売却術

コロナの影響で、住環境の見直し機運は一気に高まっている。「突然のリモートワークで、部屋が足りない」「在宅時間が長くなり、日中の騒音が気になる」など家の買い替えを検討し始めた方もいるのでは。

家の売却にあたり、検討すべきタイミングや押さえるべき情報とは何か、SUUMO(スーモ)編集長・池本洋一氏が解説。記事前半に続き、後半では「売却と賃貸」「財産整理での売却」について考えてみる。

池本洋一さん
池本洋一/リクルート 「SUUMO(スーモ)」 編集長
1995年リクルート入社。住宅領域にて編集を4年、営業を7年経験。2006年に首都圏『新築マンション』フリーペーパー地域版の創刊リーダーを務め、07年に『住宅情報都心に住む』編集長、08年に『住宅情報タウンズ』編集長に就任。11年より現職。19年よりSUUMOリサーチセンター センター長兼務。内閣官房 日本版CCRC構想有識者会議委員、経済産業省 ZEH(ゼロエネルギーハウス)ロードマップフォローアップ委員、国土交通省 良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業 評価委員、環境省 賃貸住宅における省CO2促進モデル事業 評価委員 などを歴任。
https://suumo.jp/baikyaku/
 

「本当に売る必要があるか」

自分のライフステージから考えてマンションを売り時だと思ったとき…ここで考えるべきは「本当に売る必要があるか」と池本さんは言う。

「売却だけではなく、賃貸に出すという選択肢を含め、最も賢い方法を考えましょう。

もし賃貸で家賃15万円をとれる物件であれば、1年間で180万円(15万円×12カ月)の家賃収入が得られます。賃貸に出した際の住宅ローンの返済額と比較し、賃料の収入の方が上回っているのであれば、 いわば“ローン返済を賃貸で借りている方にお願いしている”ことになります。

売却する前に、今このタイミングで売るのか、あるいは賃貸に出して5年後、10年後に売却するのか、を天秤にかけて考えてみてはいかがでしょう。自分の物件がいくらで売れるのかと合わせて、いくらの賃料で回せるのかを調べるのも大切です」

これは収入に余裕のある人(すぐに資金が必要ではない人)に限られるかもしれない。ただ、物件を売ってもいいし保留にしてもいいという場合は、仮に上がり目局面だとしても、賃貸という目線を持ってみる。家が空いたらすぐに売却、と考える必要はないのだ。