そろそろ忘年会のシーズンである。江戸時代にも忘年会はあった。町奉行所にもしっかりと忘年会がある。しかも長かった。
奉行所の仕事納めは12月25日。翌日の26日から1月の2日まで奉行所は忘年会をやっていた。
1年間休みなく働いた報酬というわけである。
江戸の町は12月13日のすす払い終わると、仕事というよりも年末モードに突入する。 どの店も来年に向けての準備を始める。
すす払いも、江戸城をはじめとして全ての商人がいっせいにおこなう。終わると頑張った人たちを胴上げして祝う。
さらに、夕方から煤払いそばを振る舞う習慣だった。
この時の蕎麦がプチ忘年会と言ってもいいだろう。