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ウォーレン・バフェットも批判!世の中、社外取締役があまりにも多すぎる

そもそも経営者監視は株主の役割

取締役は「戸締まり役」?

以前、知人の飲食店経営者が「代表戸締まり役」という肩書を使っていた。もちろん、「代表取締役」ではない。「自分の店を営業した後あと片付けをし、火の元などのチェックをして店の鍵を閉めて帰るのがオーナーである自分の役割である」ということだ。

なかなかしゃれた表現だし「取締役」というものの本来の意味合いにも近いと思っていた。

最近は、執行役員制度が広く取り入れられるようになって、「取締役」の意味合いも徐々に理解されるようになってきたが、以前は「代表取締役社長」という肩書を名刺に印刷した人々をよく見かけた。

社長というのは、要するに「執行役員」で会社経営の実務を行う人だから、「代表取締役社長」というのは、執行役員(社長)である自分を取締役として監視するという少々奇妙な存在になってしまう。

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もちろん、前記の飲食店オーナーのように個人事業であれば、執行役も監視役も実質的に同じというのはある意味当然だ。しかし、一定規模以上の株式会社組織では、分離すべきであろう。「取締役」というのはあくまで会社を取り締まる(監視)する人であって、会社を経営する人(執行役員)ではない。

それでは、最近広がっている「社外取締役」というのは、どのような人々なのだろうか?

 

「企業の外部から第三者の有識者を招聘し、その知見を企業の経営に生かす」ことが目的だとされることが多い。しかし、その大義名分が本当に実行されて、企業の役に立っているのかはなはだ疑問なケースが多数見受けられる。