2020.12.01
# 音楽

紅白歌合戦に初出場「BABYMETAL」が世界を巻き込み、熱狂させ続けてきた理由

伝説から10年
杉山 仁 プロフィール

唯一無二のサウンド

また、楽曲面での大きな変化と言えるのは、ますます顕著になった音楽性の広がりだろう。2019年末にリリースされた現時点での最新アルバム『METAL GALAXY』には、スウェーデンのサバトンのヨアキム・ブローデンやアーチ・エネミーのアリッサ・ホワイト=グラズ、アメリカのポリフィアのティモシー・ヘンソン&スコット・ルペイジ、タイのラッパーF.HERO、そしてギターソロで参加したB'zの松本孝弘といった様々な面々がゲスト参加。

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「DA DA DANCE (feat. Tak Matsumoto)」でのトランス、「Shanti Shanti Shanti」でのエスニック風味、「↑↓←→BBAB」でのフューチャーベース、「BxMxC」でのトラップのフロウ(節回し)を使ったラップなど、古今東西のクラブ・ミュージックやヒップホップ、民族音楽といったメタル以外にも広がるあらゆる音楽性を取り込んだ、唯一無二のサウンドを手に入れている。この作品は米ビルボードチャートで初登場13位を記録。1969年に坂本九が記録した14位を56年ぶりに上回り、日本人女性アーティストの史上最高位を更新した。

以降は日本ツアー『METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN』をさいたまスーパーアリーナと大阪城ホールで開催。2020年は2月からヨーロッパ公演がはじまり、その後もアジア/ヨーロッパツアーに乗り出す予定だったものの、コロナ禍の影響により、3月後半からのアジアツアーと6月から予定していた欧州ツアーが中止となっていた。

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