年金のもらい方を間違えると大損しかねない photo/iStock

結局、年金は「繰り上げor繰り下げ」どっちがお得なのか…その「正解」がわかった!

定年退職後に生活のキモとなるのが「年金」であることは言うまでもない。しかし、そんな大切な年金をめぐって間違った方法でもらってしまう人が後を絶たないということをご存じだろうか。「繰り上げ」か「繰り下げ」か…じつはそのもらい方を間違えると、大損すらしかねない。『定年前後のお金の正解』を上梓した税理士の板倉京氏に、正しい「年金」のもらい方を解説してもらった。

年金の「損益分岐点」

老後の生活を支える主な資金源となるのが年金です。年金制度は恐ろしく複雑になっていますが、全てを理解する必要はありません。知っておくべきことは「いつからもらえるか」「いくらもらえるのか」、そして「損をしない方法」の3点です。

大前提として年金は「申請主義」です。原則通りの65歳から年金をもらう時でさえ請求書を出さないと年金はもらえません。「年金は申請しないともらえない」ということは、必ず覚えておいてください。

年金は「申請しない」ともらえない photo/iStock
 

では、どのように年金をもらうと損をしないで済むのでしょうか。

カギとなるのは、65歳で受給開始した場合と比べて受給総額がトクになる「損益分岐点」を知っておくことです。

原則通りに65歳から年金をもらえば、年に192万円が受け取れる人の例で考えてみましょう。