暴力団が動き出した Photo/gettyimages
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元マル暴刑事が警鐘! 暴力団が手を染める「コロナ給付金」と「社会保障制度詐欺」のヤバすぎる手口

暴力団が動き出した

暴力団がいま、社会保障やセーフティネットの仕組みに狙いを定めていることをご存知だろうか。

例えば、損害を補填する保険金の仕組みを利用した詐欺事件や、生活保護を利用した詐欺事件などが、リーマンショックを経たこの10年で顕著になっている。制度を悪用する詐欺が、暴力団の中で定着してきたからだ。

暴力団組員の逮捕が相次いでいる photo/iStock
 

「指定暴力団」という文字が新聞の見出しに踊らない日はない。

10月下旬にはいわゆる「振り込め詐欺」の元締めの暴力団組員が大阪府警に逮捕された。また11月に入ってからは、「保険金の払い戻しがある」とキャッシュカードをだまし取り現金を引き出したとして、福岡県警が暴力団組員3人逮捕した。

最近、特に増えているのがコロナ貸付金や持続化給付金などの社会制度を狙った手口である。まず、給付金の対象とならない事業者に「うまい方法がある」と接近し申請を促す。事業者もコロナ禍で売上が落ちているから、暴力団のささやきになびきやすい。給付金が下りればヤクザはマージンを受け取るのである。

私は2020年2月に「Steam Research & Consulting」というセキュリティコンサルタント会社を創業した警視庁マル暴の元刑事である。

前回寄稿した『暴力団が「コロナ不況の企業」を喰い荒らし始めた…警視庁“元マル暴刑事”が警告!』で紹介したように、暴力団のシノギは不況時にこそ鮮明化する。その毒牙はあらゆる必要不可欠の仕組みを逆手に取る手口によって、狂暴化している。

今回も、そんなヤクザの実態を紹介していこう。

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