# マンガ

人気女性漫画家2人が“異色対談”で語りつくした「創作秘話」「『逃げ恥』とジェンダー」「生きる術」…!

このほど、マンガ誌『モーニング』での6年にわたる人気連載が終了した山岸凉子氏による人気作品『レベレーション(啓示)』。12月23日には単行本第6巻が発売となるが、単行本には完結記念企画として、テレビドラマにもなった『逃げるは恥だが役に立つ』の作者である海野つなみ氏と山岸氏の特別対談が掲載されている。この異色の対談は、『逃げ恥』を山岸氏が全巻読破し、今一番お話したい作家として海野氏にラブコールしたことで実現したというもの。

そんな貴重な「はじめまして」対談を、今回は特別にお届け。二人の話は『レベレーション(啓示)』の創作秘話から、『逃げ恥』をめぐるジェネレーションとジェンダー論、果ては「神がかり」についてなど才気縦横のものへと広がっていって…(本記事は「モーニング」に掲載されたものを一部修正したもので、完全版は『レベレーション』6巻に掲載されています)。

取材・文/瀧晴巳

歴史ものの「2つのパターン」

山岸 はじめまして。急なお願いで、ご迷惑かけたんじゃないですか。

海野 いえ、私でいいんですかとおどろきました。

山岸 今、一番興味のある作家さんだったので、ぜひ、お話ししたいと思ったのです。

海野 ありがとうございます。歴史もの、すごく好きなんですけど、2パターンあるじゃないですか。歴史の中にフィクションを入れて、想像の翼を広げて描く『日出処の天子』のようなパターンと、史実に基づいて細かく描いて、その人物を浮き上がらせていくパターン。『レベレーション(啓示)』は後者だと思うんですけど、それを選ばれたのはどうしてですか。

『日出処の天子』:厩戸王子(聖徳太子)と蘇我毛人を中心に王子が摂政になるまでを描いた作品。1983年第7回講談社漫画賞受賞作。厩戸王子を「超能力者の美少年」として描き、それまでの聖徳太子のイメージを一新された少女漫画の金字塔といえる作品。
 

山岸 あなたが今おっしゃったように、本当は前者、自分の解釈したジャンヌでいこうと思っていたのです。でも描き出してみたら、自分の思い描いていた人物とは違うということに気づいて。史実のジャンヌ・ダルクになっていってしまったものですから、あなたのように歴史の好きな方はなんとか読んでいただけると思うのですが、そうじゃない方には申し訳がなかったなと。

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