今日はコラーゲンの日!じつは「ソーセージの皮」にも使われています

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

コラーゲンの産業利用を可能にした画期的技術

今日、1月26日は「コラーゲンの日」です。これは、1960年の1月26日にコラーゲンを融解させる技術の特許が出願されたことに由来します。

この技術を発明したのは当時の日本皮革研究所の研究員であり、世界有数のコラーゲンの研究者であった西原富雄(にしはら・とみお、)で、これは食品科学的に大きな意味を持つ発明でした。

現在でこそグミなど多くの食品に配合されているコラーゲンですが、この当時は「水には溶けないタンパク質」という認識でした。水に溶けるか溶けないかでは工業的に加工する難易度が段違いです。

そんな中で、西原はトリプシンとペプシンという二種類の酵素を使用することでコラーゲンを完全に融解させる方法を思いつきました。

そして1960年に特許が出願され、コラーゲンは食品に限らず、多くの工業製品へと加工、添加されるようになります。たとえば「薬剤のカプセル」や「ソーセージの皮」など、さらには「写真用フィルムの安定剤」など意外なところにもコラーゲンが使用されており、現代社会になくてはならない存在になっています。

さて、巷ではコラーゲンは美容に関する話題でよく耳にします。これは、コラーゲンが皮膚の組織と組織をつなぐ重要な役割をしているからです。

コラーゲン粉末 photo by iStock

しかし、だからと言ってコラーゲンを多量に摂取すれば体内のコラーゲンが増えるかというとそういうわけではありません。摂取したコラーゲンは体内の酵素で分解され、アミノ酸となって吸収されてしまうのです。

ただし、コラーゲンは毎日体内で生成されているので、材料となるビタミンCを程よく摂取すればしっかりコラーゲンが生成されます。結局、健康を保つためには、毎日の食生活が重要ということですね。

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