ハーバード大学のキャンパス[Photo by iStock]

東大中退、ハーバード卒の僕が「ハーバードの寮生活を絶対に勧めたい」ワケ

人生を左右する、濃密な4年間だった

東大での半年間で得たもの

「東京大学とハーバード大学って、どっちがよかった?」

どちらにも通った経験があると話すと、こんな質問をよく受けます。もちろん、それぞれ長所と短所があるので単純な比較はできません。

中学3年生から高校2年生まで、家族の都合からフランスで生活しました。帰国後東京の高校に編入し、大学受験を経て東京大学理科一類(主に理工系の科目を学ぶ部門)とハーバード大学、イェール大学に合格しました。

結果的には東大を半年でやめてハーバードに進学しましたが、はじめから「半年で退学してアメリカに行こう」と考えていたわけではありません。あくまでも両大学を自分の目で見てから、4年間過ごす場所を決めるつもりでした。

東京大学の安田講堂[Photo by iStock]
 

東大に半年いた中で強く印象に残っているのが、外部にはあまり知られていない「インタークラス」の存在です。通常東大の1年生は、フランス語や中国語など、選択する第二外国語によって約30人ずつのクラスに分けられます。ほとんどの東大生は第二外国語を入門からスタートするのですが、僕はある程度フランス語ができました。一般のフランス語選択の学生とは別の、既習クラスで勉強する必要があったのです。

東大でもフランス語を既に学んでいた1年生は珍しく、全部で数名にしかなりません。中国語、ドイツ語なども同じく数名だったので、全ての第二外国語既習生を寄せ集めて、やっと30人程度の通常のサイズに達したものが「インタークラス」です。

このクラスには帰国子女をはじめ様々なバックグラウンドを持った人たちが集まりました。寄せ集めどうしという仲間意識もあったのかとてもつながりが強く、皆世界に散らばって活躍している今でも定期的にZoomで集まって話をする仲です。大学で最初に身を置いたのが、異質で国際的な環境だったことも僕の人生に大きな影響を与えたのかもしれません。