2020年現在、日本を代表する企業が副業OKをうたったり、定年までの雇用は保障しないと言ったりしていることからも、もはや終身雇用の神話は崩れているといえます。
少し時代を巻き戻せば、“就職氷河期”からその序章は始まっていたのでしょう、その頃からフリーターや派遣社員、契約社員等のブームというか、“正社員”以外の働き方が激増し、2010年前後には“オフィスを持たない、定位置を持たない働き方”ノマドワークなるものまで登場して、働き方の雛形はある程度出揃ったようにも思います。
もう少し高いレイヤーからこのトレンドを見た場合、つまり、星とか神様とかそういった“上の意識”のものたちはいったいどこへ導こうとしているのでしょうか。
星の世界の理論を使い読み解いていくと、今の現象の先にあるもの。それはきっと「安定」から脱することかもしれません。
風の時代とは移動の時代であり、思想の時代であり、哲学の時代であり、“いろいろなものが型から脱却し、固定化されていないことを尊ぶ時代”だといえます。
そういうふうに“風の時代感”を捉えるとすると、当然ですが、“安定”とはむしろ敬遠するべきものといえなくもありません。とはいっても生活に“安定”は必要で、自分や家族を安心させることも大事なことです。
ただ、この宇宙は“万物流転”の性質を持ち、“保全”を好まないことからも、安定からの“脱出”がこれからの世のゲームクリアの条件となっていくのだとすると、“安心”して暮らせる場所や、安定収入をもたらす仕事に一旦リセットがかかってもおかしくはありません。
前述の例のように、大企業すら副業を容認するのが今の時代です。