クリスマスイルミネーションの点灯が始まり、季節は師走を迎えようとしています。12月になると、全国的に平均気温が10度を下回るようになり、冬もののコートの出番となります。

今回は、皇后雅子妃の冬のコートスタイルを振り返ってみましょう。

外務省時代の白いコート

白いコートは、雅子さまが有力な皇太子妃候補のひとりとして注目されていた、外交官時代によくお召しになっていたものです。外務省での配属先は北米局北米二課で、帰宅時間が午前0時過ぎになるのは当たり前、徹夜になることもあったそうです。外交官として激務の中にありながら、皇太子妃候補として報道が加熱していく状況は、心身ともに過酷な状況だったのではないかと思います。しかし、雅子さまの装いはいつも洗練されていて、どこのブランドのものなのかを特定する報道もありました。

やわらかくエレガントな印象のカシミアの白コート photo by gettyimages(1992年1月8日撮影)

ひと目で上質とわかる白いカシミアのコートは、知る人ぞ知るイタリアのブランド、ヘルノのもの。すがすがしい白は、清らかな印象を与えるだけでなく、身につける人の心を軽く明るくしてくれます。白は、怒りや憎しみといったネガティブな感情を洗い流すように、清めてくれます。

白いコートをお召しになった雅子さまを美しいと感じるのは、白のすがすがしさや軽やかさが、雅子さまの内面を映し出しているように感じられるからなのかもしれません。

photo by gettyimages(1992年1月8日撮影)
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1992年12月、雅子さまはプロポーズをお受けし、皇太子妃となる決断をなさったそうです。白は自分の気持ちや状況をリセットし、新しい気持ちでスタートしたいという心理をつくるのに効果があると言われます。白いコートをお求めになった時点で、新しい未来を選択する心の準備ができつつあったのかもしれません。