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米大統領選挙と世界的混乱は「日本株の大相場」の始まりかもしれない

大相場は懐疑の中で育つ

今思い起こすべき相場格言

「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく」という相場格言がある。

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実際、投資の神様ウォーレン・バフェットは「悲観の中」で果敢に買い向かい、逆に「陶酔がピークに達する前」に売り払う。

「人々が悲嘆にくれている時には大胆に、熱狂している時には慎重に」がバフェットのモットーだ。

また「人のいく裏に 道あり 花の山」という格言や「大衆は常に間違える」という戒めもある。

要するに投資の正しい道とは、「少数派」でいることなのだ。もちろん少数意見が常に正しいというわけではなく、全体で見れば誤った少数意見の方が多いだろう。

しかし、はっきり言えることは、少なくとも投資・経済・ビジネスの世界において「多数派はほぼ常に間違っている」ということだ。過去の新聞などのメディアが発信した内容と結果を照らし合わせれば、よくわかる。短期的な見通しは過去の延長上で考えれば良いからそれなりにあたることもあるが、「大きな転換点」では見事に外すことが大半だ。

もちろん、メディアを始めとする世間の大勢に反する行動をとるのは大変勇気がいるが、バフェットは膨大な量の勉強をし、自分の意見の確かさを何回も検証しているから、自信を持って「世間とは逆の方向」に踏み出せるのだ。

私も、バフェットの足元にも及ばないがそれなりの勉強をしている。さらに「曲がり屋」(相場予想をよく外す人)の皆さんには大変お世話になっている。H氏、M氏、外国人のJ氏などである。彼らがなぜ曲がり屋なのかと言えば、世の中の色々な人々の意見をまんべんなく聞いて、その意見をまとめて平均化するからだ。投資の世界で平均値は意味を持たない。平均をはずれたところに収益機会があるからだ。

それでは、現在の世の中の意見はどうであろうか?目先の株価が上昇しているにもかかわらず、盛り上がっていないと言えるであろう。日本もそうだが、先進諸国の中国・武漢発のウイルスによる被害が再度拡大している。海外の被害は日本の比ではい。

また、米国大統領選挙は大混乱であり、どのような結果になっても米国の分断が避けられないであろうことは11月7日の記事「郵便投票不正疑惑―結局、不信と分断を決定的に増幅した米大統領選挙」や、10月27日の記事「第2次南北戦争も―選挙結果がどうなっても米国の分断は避けられない」で述べたとおりだ。

さらに、共産主義中国は、7月11日の「限りなく北朝鮮化に向かう中国『1国2制度破棄』でサイは投げられた」などの一連の記事で述べたように、世界中の先進国を敵に回すだけではなく、国内の反対派との暗闘が続いて基盤が揺らいでいる。

しかし、だからこそ冒頭の相場格言の「懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し」という言葉が重要になるのだ。

 

現在は、4月14日の記事「コロナ危機で、じつは日本が『世界で独り勝ち』する時代がきそうなワケ」や2018年10月6日の記事「今後4半世紀の間に日経平均株価は10万円に達することができる」などで述べた歴史的大相場の踊り場にいるのではないかと思う。